静岡のスタートアップ支援に向けた新たな連携が始まる
2023年、この春、株式会社マネーフォワードが静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)に新規会員として加わりました。SVSAは静岡県のスタートアップエコシステムを支える重要な団体であり、その設立から1年が経過した今、延べ400名を超える参加者を集めるコミュニティを運営しています。この連携は、静岡県内のスタートアップ企業にとって大きな意味を持つと考えられています。
株式会社マネーフォワードは、東京都港区を本社に持ち、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションのもと、業務の効率化を図るための多様なサービスを提供しています。特に、経理や人事労務、法務といったバックオフィスの作業を簡素化するSaaS「マネーフォワード クラウド」は、多くの企業に利用されています。このような中でマネーフォワードがSVSAに参画することは、地域の起業家たちに対して効果的な支援を行うための重要なステップです。
連携の具体的内容
今回の連携により、マネーフォワードとSVSAは次のようなポイントにフォーカスして協業を進めていきます。
1.
バックオフィスDXの支援
SVSAの会員や静岡県内のスタートアップ企業に向けて、『マネーフォワード クラウド』を活用したバックオフィスのデジタルトランスフォーメーションを推進し、業務の効率化を図ります。これにより、起業家たちは経営の省力化を傍らで支援され、創業への集中が可能となります。
2.
キャッシュフローの改善
「マネーフォワード 請求書カード払い」や「マネーフォワード ビジネスカード」を活用し、資金繰りの支援を行うことで、創業期からシリーズA期にかけてのキャッシュフロー向上を図ります。具体的なサービスは、資金調達や資金運用のスピードを高めるものとなります。
3.
人材やネットワークの交流
マネーフォワードは、SVSAが主催するイベント「しずスタ SUMMIT」等での登壇を通じて、自社サービスのPRを実施するとともに、スタートアップとのネットワーキングを促進します。このようにして、SVSA会員同士の交流も図られ、地域内での人材育成とネットワーク構築が進みます。
期待される効果
この提携に寄せて、両社の代表者たちもコメントを寄せています。マネーフォワードの執行役員である永井博氏は、「SVSAとともに、ビジネスを前へ、働く人をもっと前へというミッションを実現していく」と意気込みを語っています。また、SVSAの代表理事の篠原豊氏も、「マネーフォワード加盟により、会員企業はより短期間で効率的なバックオフィス体制を整備できる」と期待を寄せています。
このように、マネーフォワードとSVSAの連携は、単なるサービス提供に終わらず、静岡県内のスタートアップの創出を加速する上での重要なカギを握っていると言えるでしょう。地域独自の成長モデルを確立し、将来的には静岡から新たなユニコーン企業が誕生する土壌を築いていくことに期待が寄せられています。地域経済の活性化に向けて、この取り組みがどのように進展していくのか、今後も注目していきたいところです。
会社概要
株式会社マネーフォワード
- - 設立:2012年5月
- - 所在地:東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
- - 事業内容:プラットフォームサービス事業
- - ミッション:「お金を前へ。人生をもっと前へ。」
一般社団法人 静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)
- - 設立:2024年4月3日
- - 所在地:静岡県浜松市
- - 代表理事:篠原 豊
- - 事業内容:起業家育成、資金調達支援、コ・クリエーションスペース運営
地域のスタートアップ支援に向けたこの新たな取り組みが、静岡の未来をもっと明るく照らしていくことを期待しています。