ヒューマンリソシアがCDataの正規代理店に
2024年8月5日、CData Software Japan合同会社(アメリカノースカロライナ州に本社を置く)は、ヒューマンリソシア株式会社(東京都新宿区に本社を持つ)と業務提携し、ヒューマンリソシアがCDataの正規代理店となったと発表しました。この提携により、ヒューマンリソシアはCDataのデータ連携製品である『CData Arc』と『CData Sync』を顧客企業に提供し、データ活用の支援を行うことになります。
ヒューマンリソシアの役割
ヒューマンリソシアは人材サービス会社として、人材派遣・人材紹介などを手掛ける一方、業務自動化や効率化のサポートにも注力してきました。今回のCDataとの業務提携により、同社はデータ活用支援サービスが新たにスタートします。ヒューマンリソシアは、CDataが提供するデータ連携ツールの販売を開始し、顧客企業の日常業務のオペレーションを自動化し、効率的に運営する手助けを行います。
CData製品の活用と効果
CDataの製品を用いることで、エンタープライズシステムのSalesforceやSAPといった基幹システムと自社開発のスクラッチシステムとの連携が容易に実現します。特にCData Arcを利用すれば、多様なコネクタを活用したフロー自動化が可能になり、SalesforceやSAP、基幹システム及びそのサブシステム間でのスムーズなデータの流れを促進します。
また、CData Syncはオンプレミスの基幹データやSaaSデータを集約し、効率的にデータ基盤に収集するためのツールです。これにより、データ活用のTime to Marketが短縮され、コスト削減にも寄与します。企業におけるデータの利活用は、結果として生産性向上につながります。
ヘルプなしでのデータ連携
ヒューマンリソシアのDXソリューション事業本部の井元道由部長は、「CDataの製品はノーコードでの設定が可能なため、業界内で最も多くのデータソースに接続できます。この連携により、企業内でのデータの利活用やデジタルトランスフォーメーションが加速します」と語っています。
今後、企業はAI技術の進化と共にビッグデータを用いたデータ活用ニーズが高まると予想されます。ヒューマンリソシアは、教育や技術支援を通じて築いた信頼と顧客基盤を活かし、データ活用ソリューションを提供することで、顧客企業の生産性向上を支援していく方針です。
ヒューマンリソシアとCData Softwareの背景
ヒューマンリソシアは1988年に創業し、全国27拠点で人材派遣、人材紹介、業務受託サービスを展開しています。教育事業を背景にした多様なサービスを展開し、「人材」に関する幅広いサービスを提供しています。
一方、CData Softwareは270を超えるSaaSやNoSQL、アプリデータと接続するためのドライバーとデータ接続技術の開発を特化し、リアルタイムでのデータ接続を実現するリーディングベンダーとして世界中の企業にソリューションを提供しています。これからのデータ活用の時代に、ヒューマンリソシアとCDataの提携がどのように展開されていくのか注目です。
例えば、データ連携に困っている企業にとって、CDataのツールを利用することでシステム間のデータフローがスムーズになり、作業効率が大幅に向上する可能性があります。今後、両社の協力により、多くの企業がその恩恵を受けることでしょう。