平成建設で若手大工たちが技能テストに挑む
静岡県の沼津市に本社を置く株式会社平成建設では、若手大工たちが4月に行われた技能テストに続き、2025年6月6日にも新たな技能テストを実施します。このテストは、職人としての技術を競い合う大切な機会であり、将来の棟梁を目指す若手たちにとって重要な経験となります。
平成建設には、今や120名を超える大工が在籍しており、その中で41名が一級建築大工技能士、18名が二級建築大工技能士という国家資格を保有しています。特に一級家具製作技能士の資格取得にも力を入れており、6名の大工がこの資格を持っています。このように、高い技術を持つ職人が集まる平成建設は、全国的に見ても珍しい企業です。
技能テストの概要
6月6日に行われる技能テストには、入社2年から5年の若手大工28名が参加します。彼らは午前8時30分から午後4時30分まで、課題に取り組む時間を与えられます。テストの会場は、平成建設本社加工場で、周囲の人々が見学や取材を行えるシチュエーションとなっています。
課題内容は、独自の一級家具製作技能士資格取得に向けた試験のために設計されたもので、精密な加工技術が求められます。木材の小口を削る際の刃物の切れ味や、大工道具の正しい使い方が試されるため、日頃の技術を存分に発揮する必要があります。これにより、若手大工は実践的なスキルを向上させるとともに、チームでの取り組みが相互の技術を引き上げる効果が期待されます。
誰もが参加できる貴重な機会
技能テストは、ただのテストではありません。見る側にとっても、若手大工たちの真剣な姿を目の当たりにすることで、日本の「ものづくり」の未来を担う職人の技術と情熱を感じることができる貴重な機会です。彼らが課題を前に一丸となって取り組む姿は、まさに見逃せない瞬間です。
技術力向上への取り組み
平成建設では、職人の技術力を向上させるための様々な取り組みが行われています。社内技能テストは定期的に実施され、職人たちは常に成長を続けています。その結果、技能グランプリでの受賞や、「削ろう会」での日本一という輝かしい実績もあり、会社全体として職人育成に注力しています。
また、同社はお客様のニーズに応じたオーダーメイドの造作家具製作にも力を入れています。職人がひとつひとつ心を込めて制作する家具は、厳選された素材を使用し、どの家庭にもフィットする特別な存在です。ダイニングテーブルやテレビボードなど、多様な家具の製作に対応し、職人の手仕事が感じられる製品を提供しています。
詳細情報
開催される技能テストについて、見学や取材を希望する方は、平成建設広報担当の安藤までお問い合わせください。テストの舞台がどのように展開するのか、その目撃者となりましょう。
- - 会場: 株式会社平成建設 本社 加工場 (静岡県沼津市大岡1540-1)
- - 日時: 2025年6月6日(金)/ 8:30~16:30
この特別な日に、若手大工たちがどのような技術を発揮するのか、ぜひその目で確かめてください。