店舗アプリ利用実態調査:スーパー・コンビニ・ドラッグストア編 - インストール後の来店頻度増加率は40.4%!
マーケティングソリューションを提供するRepro株式会社が実施した「店舗アプリの利用実態調査」の結果、スーパー・コンビニ・ドラッグストア編では、アプリインストール後に来店や購入頻度が増えたと回答した人が40.4%という結果が出ました。一方で、アプリをアンインストールしたことがある人は6割以上というデータも明らかになりました。
本記事では、Repro株式会社が公開した調査結果のサマリーを紹介します。
調査結果サマリー
1. 店舗アプリインストールの主な理由は「ポイント」や「クーポン」などの特典。
調査によると、店舗アプリをインストールした理由として、「クーポンを取得するため」「ポイントを貯めるため」が上位にランクインしました。また、「インストール特典を利用するため」「いつも利用している店舗だから」といった理由も挙がっています。ユーザーはアプリを利用することで得られるメリットを事前に認識し、インストールに至る傾向が見られます。
2. 店舗アプリの利用頻度は「週1回以上」が42.8%と、他業種と比較して高い。
調査結果では、店舗アプリの利用頻度が「週に1回以上」が42.8%、「月に1回以上」が36.3%と、多くのユーザーが月1回以上アプリを利用していることが分かりました。これは、スーパーやコンビニなどの小売店は日常生活で頻繁に利用される場所であるため、来店頻度とアプリ利用頻度が比例していると考えられます。
3. アプリインストール後、店舗への来店や購入頻度が増えたと回答した人は40.4%。
アプリインストール前後の行動変化について調査した結果、「特に変わったことはない」という回答が最も多かった一方で、「その企業の店舗に来店したり、商品を購入したりする頻度が増えた」と回答した人が40.4%いました。
来店・購入頻度が増えた理由としては、「ポイントを貯めやすい・使いやすいから」「クーポンが定期的に発行されているから」といった理由が上位に挙がりました。
4. 店舗アプリをアンインストールしたことがある人は6割以上。
アプリのアンインストールは企業にとって大きな機会損失となります。調査では、アプリをアンインストールしたことがあるユーザーが67.8%と、高い割合を占めていることが分かりました。
アンインストールの主な理由は「店舗を使う機会が減った」というものでしたが、それ以外にも「ポイントやクーポンが魅力的でなかった」「初回インストールの特典を使い終わった」「アプリが不便だった」といった理由も挙がっています。
まとめ
今回の調査結果から、アプリのメリットをユーザーに継続的に伝え続けることが、アプリ利用促進には不可欠であるということが明らかになりました。
アプリインストール後、約40%の人が来店頻度や購入頻度が高まったと回答していることから、企業がアプリを効果的に活用することで、さらなる売上拡大が期待できます。一方で、アプリの使いにくさや魅力の不足によってアンインストールされてしまうケースも多く見られます。
アプリを継続的に利用してもらい、来店や商品購入を促進するためには、アプリのUIやプッシュ通知、アプリ内メッセージの内容やタイミングを最適化することが重要です。
Repro株式会社について
Repro株式会社は、顧客エンゲージメントプラットフォーム「Repro」を提供しており、企業と顧客のつながり強化を支援しています。顧客一人ひとりに最適なコミュニケーションを可能にすることで、企業の収益最大化に貢献しています。
企業理念: 企業からの不要なコミュニケーションをなくし、顧客視点のモノやサービスで溢れる世界の実現を目指しています。