折り紙の魅力再発見！人気シリーズが重版され話題に

折り紙の魅力再発見！

折り紙の奥深い魅力が広がっている中、株式会社ナツメ社（東京都千代田区）が発行する人気の折り紙シリーズが重版され、ますます注目を集めています。具体的には、『秀麗な折り紙』が第13刷、『高雅な折り紙』が第8刷として増刷されました。これらの書籍は、子どもから大人まで幅広く楽しめる複雑系折り紙を収めており、SNSでも話題になるなど、折り紙ブームをけん引しています。

ユニークな折り紙作品の数々

これらの書籍には、折り紙作家たちの独創的な作品が数多く収められています。可愛らしいネコやシマリスの折り紙から、SNSで人気を博している「ツル星人」や幻想的な「ディバインドラゴン」など、空想生物の作品も豊富です。このように、さまざまな作品が楽しめるようになっており、特に複雑さと難易度が高い作品は折り紙愛好者にとって大きな満足感をもたらしています。

特に注目すべきは、「怪獣ツルラ」。この作品はSNSで多くの注目を集めた「ツル星人」の進化版です。実はこの作品が生み出されたのは20年以上前のことです。こうした背景も含め、作品の数々には深いストーリーや技術が凝縮されています。

難易度を楽しむ

折り紙の魅力の一つは、その難易度が作品によって異なる点です。書籍ごとに作品の難易度は5段階で表示されており、星が3つ以上の作品から徐々に挑戦的な難易度に変わっていく仕組みになっています。最初は難しく感じるかもしれませんが、折り上げたときの達成感は格別です。これにより、多くの人が折り紙を通じて充実した時間を過ごすことができるのです。

作品内容の一例

それでは、書籍の内容の一部を見てみましょう。

『秀麗な折り紙』

- 第1章空想生物 – 人
- 第2章鳥類
- 第3章動物
- 第4章昆虫
- 第5章空想生物
- 第6章ティラノサウルス

『高雅な折り紙』

- 第1章かわいい
- 第2章ユニーク
- 第3章かっこいい

これらのジャンル分けにより、好みに応じた折り紙が楽しめるようになっています。「どんな折り紙を折りたいのか」を考えながら、それぞれの章を楽しむことができます。

著者の紹介

この素晴らしい作品を手掛けたのは、折り紙作家の山口真（やまぐちまこと）氏。1944年に東京で生まれた彼は、折り紙協会の事務局員を経て、折り紙作家として活動を始めました。1989年には折り紙専門のギャラリー「おりがみはうす」を設立し、若手作家の育成や海外との交流にも力を入れています。彼の著書は130冊を超え、多くの折り紙ファンに愛されています。