BITMAIN社との基本合意書締結について
当社は、ネパールでの水力発電事業に関してBITMAIN社との基本合意書を締結したことをお知らせいたします。この重要なステップは、弊社の連結子会社であるNEPAL HYDRO POWER PLANT Pvt. Ltd.の出資により設立されたKS Hydropower Private Limitedへの投資を含むものであり、今後の水力発電事業推進に向けての布石となります。
基本合意書締結の背景
当社は2025年にTEPAL HYDRO POWER HOLDINGSを完全子会社化することを発表し、ネパール共和国内での水力発電事業に本格的に参入しています。法人の設立を終え、現在第1フェーズの事業が進行中です。今回の合意により、当社はBITMAIN社との協力を深め、発電した電力を有効活用する方針を強化しました。これにより、発電した電力の余剰分をBITMAIN社が買い取り、当社も収益化を進めることが可能になります。
BITMAIN社は、仮想通貨マイニングのエコシステムで圧倒的なシェアを誇る企業で、グループ会社のBitFuFuやAntalphaはそれぞれNASDAQと香港証券取引所に上場しています。同社は多くの電力を必要とするデータセンターを運営しており、安定したクリーンエネルギーの確保が急務となっているため、当社の再生エネルギー事業との相性は非常に良いといえます。これにより、双方での共同事業展開も見込まれているのです。
合意書の具体的内容と今後の方針
基本合意書には、ネパールの水力発電所の開発事業に関連する出資および買取価格が含まれています。水力発電で生まれた余剰電力は、ネパール電力公社による買取価格以上で買い取られる予定です。この出資により、事業の安定化が図られ、ネパールにおける水力発電の確保が一層進みます。また、出資比率や売電契約の詳細については、現時点で協議中であり、今後の進展が期待されます。
BITMAIN社からのコメント
BITMAIN社のKetuan Zhan社長は「私たちは、BTCエコシステムのリーダーとして、世界中で安定した電源確保を求めています。再生エネルギー事業は環境保護のためだけでなく、私たちのビジネスにも不可欠な資源です。ネパールでの水力発電事業は、私たちにとって大きな存在意義を持つものと考えています」と述べています。このコメントからも、資料の重要性が伺えます。
今後のスケジュール
今後、以下の日程で進行予定です。
- - 株式会社海帆の承認日:2025年5月22日
- - 基本合意書締結日:2025年5月30日(予定)
- - BITMAIN社出資予定日:2025年10月(予定)
- - 売電契約締結予定日:2025年10月(予定)
これらの進行状況に関しては、確定次第速やかに公表する予定です。
結論
BITMAIN社との基本合意書の締結により、ネパールでの水力発電事業がさらに進展し、当社の再生可能エネルギー事業が強化されることが期待されます。今後の展開を注視し、持続可能な成長を目指してまいります。