ダイアナとAWOOが築く新たなEC体験
1948年に創業した婦人靴ブランド、ダイアナは70年以上にわたって独自のスタイルでファッションアイテムを提供してきました。このたび、ダイアナは新たな挑戦として、AI技術を活用し、顧客理解を深めることに注力しています。特に注目すべきは、awoo株式会社のAIマーティングソリューション『awoo AI』の導入です。
AIが実現する新しい接客体験
ダイアナは、従来の「探してもらうEC」から「寄り添うEC」へと進化させるため、AIによる接客体験の再構築に力を入れています。これにより、消費者が求める靴の選び方やスタイルのサポートを、よりパーソナルに行えるようになりました。『awoo AI』を導入した結果、ユーザーの回遊率は非経由ユーザー比で2.1倍、コンバージョン率(CVR)も1.7倍に伸びるという具体的な数値が導かれており、その効果が実証されています。
ユーザーニーズの深堀り
ダイアナのデジタルマーケティング部の部長、小河正義氏は、「曖昧だったユーザーニーズを『awoo AI』により具体化でき、潜在的なニーズを把握することができるようになった」と語ります。これにより、顧客の求める特徴や好みが施策に反映されることで、実際の売上にも良い影響を与えています。さらに、シームレスな店舗とECの統合を進めることで、定義されたデータを基に個別最適化された体験を提供しようとしています。
AI技術の役割
『awoo AI』は、AIと商品ラベリング技術を融合させ、消費者と商品の出会いをより豊かにするマーティングソリューションです。商品の特徴や使用シーンをAIが理解し、言語化することが可能です。この技術を用いることで、AIハッシュタグの自動生成や独特な画像推薦が実現され、消費者がシームレスに商品と接触できる環境が整えられています。
現在では、国内155以上のECサイトに導入されており、ユーザー体験の向上に寄与しています。従来の「商品を探す場所」としてのECを「商品と出会う場所」へと変革する一助として、『awoo AI』は多大な役割を果たしています。
次世代への展望
今後は、生成AIや大規模言語モデルに対応した新たなサービスを展開する予定です。これにより、商品データがAIに適した形で構造化され、AI検索やゼロクリック時代に適合した購買体験が提供されることが期待されています。
ダイアナが進化させるEC体験は、AI技術の力を借りて、消費者にとっての新しい出発点を提供することでしょう。
参考リンク
ダイアナ通販サイト
awoo公式サイト