博報賞受賞者発表
2025-10-10 09:33:31

第56回「博報賞」受賞者が決定!教育現場を支える活動を顕彰

第56回「博報賞」受賞者の発表



公益財団法人博報堂教育財団が主催する第56回「博報賞」の受賞者が発表されました。本年度は、博報賞12件、功労賞8件、奨励賞15件が選出され、これらの活動は日本の教育の現場を活性化し、子どもたちの成長に寄与することを目的としています。贈呈式は2025年11月14日(金)に日本工業倶楽部(東京都千代田区)にて実施される予定です。

「博報賞」とは?



「博報賞」は、児童教育の充実や支援を目的に設けられた賞で、財団設立当初からの活動の一環として、日々教育現場で尽力している学校、団体、教育者の草の根活動やその成果を顕彰しています。特に、子どもたちの「ことばの力」を育てるための果敢な取組を評価し、成功事例を共有することで、その活動が広がることを目指しています。

受賞対象と賞の内容



「博報賞」は「国語教育」「日本語教育」「特別支援教育」「日本文化・ふるさと共創教育」「国際文化・多文化共生教育」「独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動」という6つの領域に関連する実践を対象としています。この賞は、学校や団体から推薦された候補者の中から審査委員会により決定され、際立った教育実践に対して具体的な支援も行われています。

今年度の受賞者は、博報賞の中でも特に優れた実践者には文部科学大臣賞も授与される他、功労賞や奨励賞も設けられており、それぞれ受賞者には副賞金が授与されます。具体的には、博報賞受賞者には100万円、功労賞には50万円、奨励賞には30万円が贈られます。

2025年度の受賞者



今年度の受賞者には、博報賞において文部科学大臣賞を併せて受賞した3件を含む多彩な活動が選ばれています。例えば、宮城県の早坂和枝講師が取り組む「ことばの教室」は、児童の発音に対する喜びを育て、コミュニケーション能力の向上に寄与するものです。また、静岡県の磯部真代教頭の「つながる学校」では、教育の場を通じて地域社会とのつながりを深める活動が評価されています。

各受賞者の活動は非常に多様であり、地域の文化や自然を活かした教育の再生を目指すものや、難病児の成長を支援するプロジェクトなど、多様性のある教育活動が展開されています。

他には、秋田県の小林陽介校長によるふるさと教育の強化、神奈川県の特定非営利活動法人による難病児の支援、岡山県の各学校による地域に根ざした読書推進、国際交流の支援を通じた活動も選出されています。

さらなる活動への期待



受賞者の取り組みは、子どもたちだけでなく、地域全体の教育の質を向上させる取り組みとして期待されています。特に、子どもたちが自ら考え、成長するための場を作る取り組みは、参加者にとっても意義深いものであり、今後の展開が楽しみです。

公益財団法人博報堂教育財団は1970年の設立以来、教育活動の支援を通じて「子ども」「ことば」「教育」の重要性を広めるための多岐にわたるプログラムを提供しています。博報賞をはじめとする様々な施策を通じて、日本の教育現場が新たな地平を切り開いていくことを期待しています。

会社情報

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博報堂教育財団
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