福岡初の障害者雇用支援拠点「福岡オフィス」が始動
2025年11月1日、パーソルダイバース株式会社が福岡県福岡市に新たに設立した障害者雇用支援拠点「福岡オフィス」が本格的に稼働を開始しました。これは福岡県内初の試みとして、多くの期待が寄せられています。
パーソルダイバースの取り組み
パーソルダイバースは、全国規模で地域連携を重視した障害者雇用事業を展開しています。これまでに、特例子会社として2,100名以上の障害者を雇用しており、国内の50以上の拠点で多様な業務に取り組んできました。それらの業務には事務のアウトソーシングや農福連携、カフェ運営などが含まれています。
福岡県においても、障害者雇用の新たな職域開拓を目指し、新規業務として「焙煎コーヒードリップバッグ製造」に挑戦しています。この新業務により、地域における安定した雇用機会を提供することが期待されています。
近年、徐々に引き上げられている障害者雇用率は、ますます拡大が求められています。しかし、地方においては障害者求人が大都市圏に集中し、就労機会が限られているという現状もあります。このような状況を受け、福岡オフィスの設立は地域の雇用の選択肢を広げ、また持続可能な事業を推進する一助となることを目指しています。
福岡オフィスのメッセージ
福岡オフィスは、全国の既存拠点で培った雇用に関する豊富な実績とノウハウを活かし、障害のある方々が持つ強みを最大限に発揮できる環境を整えていくことを目指します。また、新規業務として取り組む焙煎コーヒードリップバッグ製造は、今後の事業展開において新たな仲間となる障害のある方々との協力によって進めていく予定です。
地域に深く根付いた活動を行い、地域の自治体や支援機関、関係者と連携することで、障害のある方々が新たな可能性を拓き、また働く喜びを感じられるような場を提供していきたいと考えています。
パーソルダイバースの役割
パーソルダイバースは、「障害者雇用を成功させ、その先へ」というミッションのもと、障害者が持つ様々な働き方とその可能性を広げるための取り組みを行っています。グループ内外の企業や地域との連携による多様な業務受託サービスの展開や、求人・登録者数が国内最大級である障害者専用の転職・就職支援サービス「dodaチャレンジ」、そして就労移行支援事業などを通じて様々なサービスを提供しています。
将来に向けたビジョン
パーソルグループは、2030年までに100万人のより良い働く機会を創出することをビジョンに掲げており、福岡オフィスもその一環として重要な役割を果たしていくことでしょう。私たちは、すべての人が「働いて、笑おう」という価値ある社会を実現するため、引き続き努力を続けていきます。