東武トップツアーズ、未来志向の新規事業創出へ向けた社内コンテストを公式発表
2023年1月1日、東京都墨田区に本社を構える東武トップツアーズ株式会社が、目まぐるしい環境変化に立ち向かい、持続可能なビジネスの発展を目指すため、社内コンテスト「トップアイディアステージ」の実施を発表しました。今回の取り組みでは、社内のアイデアを集め、未来に向けた新規事業創出を推進することを目的としています。
未来共創ラボとTOBU_FT_HUBによる新たな試み
同社は、新規事業創出のためのプラットフォーム「未来共創ラボ」を設立しており、その中で「TOBU_FT_HUB」が本格稼働を開始しています。このプラットフォームの目的は、社内でのアイデアシェアや新たなビジネスモデルの創出を促進することです。本コンテストは、その一環として設計されており、社内文化としての挑戦を根付かせることを狙っています。
このプロジェクトの設計には、Sony Acceleration Platformが提供する豊富な経験とノウハウが活用されており、すでに社内では講演会が開催され、多くの社員が参加しました。これにより、インスピレーションを受けた社員たちが新しいアイデアを生み出すきっかけにしています。
2030年を見据えた具体的な取り組み
今後の取り組みとして、社内からの具体的なアイデア創出を促進するために「2030年未来シナリオ起点半歩先のニーズ発見アイデアソン」の開催が予定されています。このアイデアソンでは、参加者が未来のニーズを発見し、それに基づいて具体的な提案を作成することを目指します。また、コンテストでのアイディアも育成され、次なるビジネスプランに繋げられるように進めていく方針です。
東武トップツアーズでは、これらの取り組みを通じて、3年後に10億円規模の事業を目指すことを目標としています。さらに、成功したアイデアが実際に事業化されるためのサポートを行い、競争力のある企業文化を築くことを目指しています。
FX_Baseにおける異業種連携
加えて、未来共創ラボでは、「FX_Base」というプラットフォームでも異業種との連携が進められています。すでに6つのプロジェクトが始動しており、一部は実証実験の段階に至っています。このプロジェクトは、他の企業やスタートアップとのオープンイノベーションを推進し、社会課題の解決を目指しています。将来的な社外リリースも予定されており、新たな会員の募集が始まる見込みです。
Sony Acceleration Platformの役割
このような背景には、ソニーグループが展開する「Sony Acceleration Platform」があります。2014年に設立され、12年目に突入するこのプラットフォームは、新規事業の創出において再現性と継続性を確保するための方法論を提供しています。東武トップツアーズは、この支援を受けて具体的な制度設計や運営準備を行い、企業としての目的達成に向けた最適な方針を策定しています。
まとめ
東武トップツアーズ株式会社は、新規事業の創出に向けた社内コンテストを通じて、持続可能な未来を築くための第一歩を踏み出しました。この活動を通じて、多くの社員がイノベーションに貢献することが期待されています。事業規模の拡大を目指し、社内文化の醸成に努めていく様子は、同社が未来へ向けた挑戦を続ける意欲を表しています。