アース建設コンサルタント、国土交通大臣賞を受賞！ベトナム人材の活躍モデルが評価される

アース建設コンサルタント株式会社が業界初の快挙

宮崎県のアース建設コンサルタント株式会社（以下、アース建設）は、2025年12月22日に開催された国土交通省主催の「外国人材とつくる建設未来賞」において、特に優れた取り組みを評価され、「未来への取り組み賞（外国人材活躍優良事例部門）」を受賞しました。この受賞は、当社にとって宮崎県内企業として初の快挙であり、同時に日本の建設業界における外国人材の活躍を促進するための重要なステップとも言えます。

受賞の背景

表彰式は東京都内で行われ、代表取締役の濵村哲之進氏が出席しました。この受賞は、2015年から続いているベトナムの現地大学との連携によって築いた10年以上の実績が評価されたものです。アース建設は、宮崎市を拠点とし、日本の建設業界の人手不足の解消と、ベトナム人材の待遇改善に取り組んできました。

濵村氏は、「この受賞は、当社の取り組みを通じて育成された外国人材が日本の建設業界で活躍し、業界全体の人手不足の問題を解決する礎になることを心より願っています。この機会に、他の企業とも連携を強化し、より良い建設未来を共に築いていきたい」とコメントしています。

外国人材育成モデルの独自性

アース建設の取り組みは単なる技能実習ではなく、外国人材を「技術・人文知識・国際業務ビザ」の取得を目指す「中核人材」として育成することに重点を置いています。2015年にはベトナムの国立大学と教育協力協定を締結し、そこから約230名の卒業生を輩出し、約200名が日本の企業に職を得ています。これらの人材は、日本の現場で即戦力として活躍するための高度な教育を受けており、経済的支援と一体化したサポート体制を持っています。

採用を検討する企業へのメリット

アース建設で育成された人材は、高いスキルを早期に発揮できるため、採用企業にとって非常に有益です。このような育成済みの人材を採用することで、初期投資の削減につながり、企業はスムーズに現場に彼らを配置することができます。特に、次の三つのポイントを押さえています：

1. 確かな建設技能と安全性：特定の技術と安全管理について、約8か月の集中教育を受けています。
2. 建設現場の文化とマナー理解：日本特有のビジネスマナーやチームワークの重要性を学んでいます。
3. 「職場の日本語」による連携力：実践的な日本語教育により、現場での指示を理解する力を身につけています。

定着を支える独自のサポート体制

定着率を高めるために、アース建設は経済的支援を提供しています。具体的には、学費の立て替え制度を導入し、学生が日本で働きながら返済できる仕組みを構築。また、雇用側と外国人材間のコミュニケーションのズレを防ぐために、定期的な面談と生活サポートを行っています。これにより、早期離職を防ぎ、企業と地域への長期的な定着を実現しています。