クラウドファンディングの延長
Carstay株式会社(カーステイ)が、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」を活用して行っている資金調達の募集期間が、2025年1月31日まで延長されました。これにより、個人投資家やCarstayのサービス利用者が将来の株主となることができる「コミュニティラウンド」への参加チャンスが広がります。
目標金額を超える資金調達に成功
現在、目標募集額の約1,000万円を超え、218%の達成率である2,187万円を売り上げ、この資金をもとに3,000万円の最終目標の達成を目指しています。今回集まった資金は、キャンピングカーの量産を加速し、さらに自動運転技術を取り入れた次世代モビリティの推進に利用される予定です。
Carstayのビジョン
Carstayは、自社のミッションとして「動く家」、「動くホテル」、「動く部屋」という新しい可能性を提案し、「可動産(かどうさん)」の概念広めています。この動きは、旅行や宿泊だけでなく、さまざまなライフスタイルにおいても新たな価値を提供するものであり、今後の成長が期待されます。
持続可能なビジネスモデルの推進
将来的には、車を利用した新しいモビリティ体験を提案し、市場の中での位置を確立する狙いがあります。具体的には、オンライン説明会を開催し、投資家とのコミュニケーションを図りながら、資金調達後の計画を共有していくようです。
Carstayの成長戦略
Carstayは、2025年5月期には通年の黒字化を見込んでおり、2029年には新規上場を目指しています。これに向け、キャンピングカーを利用したシェアサービスや製造事業を加速し、会員数を約7万人、売上高を過去最高1億9,500万円にすることを目指しています。
数値で見るCarstayの成長
2024年の見込みでは、売上高が前年に比べ472%増の8,600万円に達し、さらに会員数も約5万人を超える見込みです。この急成長には、旅行スタイルが変わりつつある背景や、地方の観光資源を活用した新たな提案が関与しています。既にCarstayは、車中泊スポットの登録者を増やし、顧客に対してシェアリングエコノミーの恩恵を提案しています。
地域経済に根ざした取り組み
また、店舗の増設や地域自治体との連携を強めることで、地方経済の活性化も図っています。特に、訪日観光客の増加が見込まれる中で、地域に密着した観光スタイルへとシフトしています。これによって、観光客にとっても新たな体験を提供しつつ、地域を活性化することを目指しています。
自社の強み
Carstayは、キャンピングカーの製造に特化した「Mobi Lab(モビラボ)」や、社会的価値の創出にも注力しています。最近では、災害支援とし「動くホテル」として30台以上のキャンピングカーを提供した実績を持ち、地域と共に成長するビジネスモデルを展開しています。
まとめ
現在、国内のキャンピングカー市場は激しい成長を見せており、Carstayはその中で新たな変革を起こすことを目指しています。次世代のライフスタイルを実現するために、「可動産」としての可能性を最大限に引き出し、誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界を作り出すことを目指しています。
このような背景を持つCarstayは、引き続き新たな挑戦を通じて、持続可能な未来を共に築いていく企業であるといえるでしょう。