中学生が描く未来のシティ「シブヤ未来科」
渋谷区立原宿外苑中学校において、学生たちが新たなまちづくりについて考える探求型コース「シブヤ未来科」が始まりました。この取り組みには、株式会社Luupも協力し、電動マイクロモビリティの視点から地域の課題解決に挑むプログラムが実施されます。
Luupが目指す「駅前化」
Luupは、電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開し、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”というミッションを掲げています。2020年から渋谷区でサービス提供を開始し、その後全国に拡大。現在は13,500箇所以上にポートを設け、国内トップの電動マイクロモビリティサービスとして地域住民の移動をサポートしています。
Luupは、交通ルールの啓発活動や地域活性化にも力を入れており、今回の「シブヤ未来科」における授業協力は、その一環として位置づけられています。
探求授業の内容と目的
授業は2025年の5月から6月にかけて全4回に渡り行われます。その間に、Luupの専門家が生徒たちに講演を行ったり、電動キックボードのデモ走行を通じて、交通ルールやその活用価値について学びます。
2年生の生徒たちは、地域の課題に対する解決策を模索し、グループディスカッションを行いながら、それぞれのアイディアを最終日に発表します。このプロセスは生徒たちの探究心を刺激し、課題解決力やコミュニケーション能力を育むことを目指しています。
授業の心がけ
教育課程の中で、ただ教えるのではなく、生徒自身が学びを創り出すアプローチを取り入れています。文部科学省の特例校制度を活用し、午前中には通常の授業を行い、午後からは子供たちの主体的な学びを展開します。遊びを通じた好奇心や感受性を引き出す豊かな学びの環境を提供し、地域や企業とのコラボレーションによって、実際の体験を通じて新たな感動や発見を創出していきます。
Luupの参加によって、子供たちは交通技術の最新情報や実際の社会課題を知ることができ、地域社会の未来を担う意識を育むことができます。
未来を見据える
Luupは今後も、すべての人々が自由に移動できる未来を目指し、交通ルールの教育や地域のプロジェクトに参加していく方針です。生徒たちが自らの手で地域への提案を行いつつ、将来のリーダーになれるような環境を整えていくことに尽力します。
この取り組みを通じ、渋谷がどのように未来の都市として発展していくか、期待が膨らみます。