グリコとサントリー、AI外観検査で生産性革命
国内を代表する食品メーカー、江崎グリコ株式会社とサントリーホールディングス株式会社が、AIを活用した外観検査システムの導入で、生産性向上を実現しました。両社が導入したのは、株式会社Phoxterが提供するAI外観検査装置です。
11月5日、茨城県にあるグリコマニュファクチャリングジャパン株式会社の工場では、両社の関係者約20名が参加する情報交換会が開催されました。この会は、Phoxter社の仲介によって実現。AI外観検査システムの導入効果や課題、さらなる精度向上に向けた議論が活発に行われました。
AI外観検査:進化した技術と具体的な活用事例
Phoxter社のAI外観検査装置は、従来のルールベース方式に加え、Preferred Networks社のAI技術を融合したハイブリッド型です。この高度な技術により、検査精度の飛躍的な向上が期待できます。
情報交換会では、参加者間でAI検査の具体的な活用事例が共有されました。たとえば、検査基準の策定方法や、AI検査と従来のルールベース検査の使い分けなどが議論されました。参加者からは、AI導入による生産性向上やコスト削減効果についての具体的な数値データも報告され、大きな成功を収めていることがうかがえます。
デジタル化への積極的な取り組み
江崎グリコとサントリーは、国内食品業界においてデジタル化を積極的に推進するリーディングカンパニーです。両社は全社を挙げて技術革新に取り組んでおり、今回のAI導入もその一環と言えます。情報交換会での活発な議論からも、両社のデジタル化への強い意志と、技術革新による効率化への取り組みが見て取れます。
Phoxter社のAIソリューション
Phoxter社は、最先端のAIとロボティクス技術を組み合わせたソリューションを提供することで、製造業や物流業界のDXを加速させています。AI外観検査装置以外にも、自動搬送ロボットなどを活用し、検査工程や搬送工程の省人化、合理化を実現。さらに、これらの工程から得られたデータを活用することで、歩留まり率の向上や生産性の飛躍的な改善にも貢献しています。
未来への展望
今回の情報交換会は、単なる技術交流の場にとどまりません。AI技術の活用による生産性向上という共通の目標を持つ企業同士が連携し、業界全体のDXを推進するための重要な一歩となりました。今後、両社はそれぞれの知見を活かし、AI技術の更なる発展と、スマートファクトリーの実現に向けて協働していくことでしょう。
企業概要
江崎グリコ株式会社
代表取締役社長:江崎悦朗
本社所在地:大阪市西淀川区歌島4丁目6番5号
サントリーホールディングス株式会社
代表取締役社長:新浪剛史
本社所在地:大阪市北区堂島浜2丁目1番40号
株式会社Phoxter
代表取締役:園田淳一
本社所在地:大阪府豊中市新千里東町1-5-3千里朝日阪急ビル20F
設立:2017年10月
事業内容:AI外観検査装置、自動搬送ロボットを活用した製造・物流業向け自動化・省人化ソリューションの提供
TEL:06-6155-6744
HP:https://www.phoxter.co.jp/
お問い合わせ先
広報担当:小川
TEL:06-6155-6744
E-mail:
[email protected]