コムチュア、青森県信用保証協会と業務自動化で提携

コムチュアが青森県信用保証協会にデータ入力業務の自動化支援サービスを導入!

概要

コムチュア株式会社は、青森県信用保証協会においてデータ入力業務を自動化する支援サービスを開始しました。これにより、信用保証業務や経営支援を行っている同協会は、業務の効率化と業務負荷の軽減を目指します。

導入背景

青森県信用保証協会は中小企業・小規模事業者への金融支援を目的とする公的機関ですが、その業務の一環である決算書のデータ入力作業において、多くの人手を必要とし負担が増えていました。このため、作業の属人化も見られ、業務の効率が悪化する状況が続いていました。

コムチュアはこの問題を解決するため、株式会社Cogent LabsのAI-OCR製品「SmartRead」と、当社独自開発の「BalanceEye」を提案しました。これにより、データ入力にかかる時間とリソースを節約することが期待されています。

提供されるサービス

新たに導入されたサービスでは、まずAI-OCRがセキュアなオンプレミス環境で運用されます。この環境では、決算書などの重要な情報を安全にデータ化します。

そして、約500種類の帳票をもとにした学習データに基づき、科目集約チューニングが行われ、基幹系システムとのデータ連携機能も設けられています。また、現場職員との共同によるハンズオン形式のトライアル運用も行われており、実運用へのスムーズな移行が図られています。

選定の理由と導入効果

AI-OCRの「SmartRead」は、高精度かつ安全な文字認識機能を有し、法人証明でのセキュリティを兼ね備えています。さらに、「BalanceEye」ではダブルチェック機能や科目集約機能が導入されているため、属人化やヒューマンエラーを抑えることができます。

特に、EXCELベースで操作が簡単で、カスタマイズ性も高い点が評価され、今回の契約に至りました。導入により、決算書の入力業務は自動化され、担当者の業務負担が軽減され、コスト効率も向上しました。

今後は約15％の入力作業が削減される見込みで、これにより、業務過程での手順も減少することが期待されています。また、AI-OCRの優れた認識機能に基づき、決算書特有の名称認識についても科目辞書機能が活用され、出力結果の正常文字認識率が高められています。

基幹系システムとの項目比較も行われており、結果が直感的に可視化される構成になっています。これにより、業務の透明性が向上し、作業者がどの項目にどの科目が設定されるのかを明確に把握できる環境が整えられています。