震災から5年を迎える「三陸スマイルトレイン」
2021年3月、東日本大震災から5年が経過します。この特別な年を迎え、NHKは「明日へつなげよう」というテーマのもと、様々な取り組みを行います。その中で注目されるのが、「三陸スマイルトレイン」というプロジェクトです。このプロジェクトは、震災の記憶を次世代へと引き継ぎ、全国の人々と東北の心をつなぐことを目指しています。
大型ポスターでメッセージを共有
まず、2月15日から21日まで渋谷駅のハチ公口地下に掲出される「東北からの手紙」という巨大ポスターでは、被災地の方々のメッセージが紹介されます。ここには、支援への感謝の言葉や5年後の今の心情、また新たな決意が綴られています。これにより、震災の教訓や復興に向けた地域の声を広く伝えることが予定されています。
「三陸スマイルトレイン」で笑顔の拡大
その後の2月22日から28日には、「東北からの手紙」への応答として「三陸スマイルトレイン」のウェブサイトに寄せられた笑顔とメッセージが同じ場所に掲出されます。ユーザーからの投稿が集まり、その中から選ばれた笑顔が三陸鉄道・南リアス線の車体にラッピングされ、3月13日より岩手県沿岸部を走ります。
特集番組での紹介
「三陸スマイルトレイン」が走る様子は、震災から5年を振り返る特集番組「震災から5年 特集 明日へつなげよう」で取り上げられる予定です。放送は3月11日から13日の期間で行われ、多くの方に震災について再考してもらう機会を提供します。
投稿型ウェブサイトの魅力
「三陸スマイルトレイン」には、エンターテイメント性も加わっており、ユーザーが投稿した笑顔写真の「スマイル度」を5段階で判定できます。この「スマイル度」は、システムが顔のパーツを分析し、自動で測定されます。これにより、参加者も楽しみながら、自らの笑顔を共有することができます。
詳細情報
- - キャンペーン名称: 三陸スマイルトレイン
- - ウェブサイトURL: 三陸スマイルトレイン
- - 投稿募集期間: 2月8日から3月15日
- - 運行期間: 3月13日から3月31日(予定)
- - 運行区間: 盛駅から釜石駅(南リアス線)
- - ポスター掲出場所: 渋谷駅の地下ハチ公改札近くの通路
震災からの5年を機に、私たちが再び思いを寄せ、支え合い、つながるきっかけを作る「三陸スマイルトレイン」。ぜひ、皆さんもこの運動に参加して、笑顔を重ねていきましょう。