足立区の半導体事情
2025-04-16 11:51:51

足立区発、未来を支える半導体産業の知られざる実力!

半導体産業のヒーロー「秀和工業株式会社」の挑戦



足立区竹の塚にある秀和工業株式会社は、半導体産業を陰で支える技術力を誇る企業です。スマートフォンや自動車など、身の回りの「便利」に欠かせない存在である半導体。その中でも、「ウエハ」として知られる基盤を加工する装置を開発していることが、同社の特色となっています。2023年4月の決算では、前期比約18%の売上増加、営業利益が約50%増加と、驚異的な成長を見せている同社の社長、小口純利氏は地域の誇りを胸に、さらなる飛躍を目指しています。

足立区竹の塚と小口氏の想い



小口氏は、竹の塚で生まれ育ち、地域に愛着を感じると同時に「誇りが薄い」と認識しています。住民の多くが地域への愛着を持っているものの、「誇り」を持つ人は少ないという現実に直面し、「自分たちで作ればいい」と気づいたと語ります。

彼は、父の代から受け継がれたミシン製造の技術をもとに、半導体加工装置の製造に転換しました。竹の塚の地域活性化に貢献するため、地元の技術力を見せることに情熱を注いでいます。小口氏は「竹の塚から発信することが地域の誇りになる」と信じています。

ウエハ加工装置の重要性



秀和工業が製造する装置は、通常、1万円札の5分の1の厚さの基盤を削り出すための機械です。ウエハは、スマホやテレビ、さらには自動運転車など、未来の技術を支える重要な役割を果たしています。

取引先は、日本国内の名立たる電気・電子機器メーカーにとどまらず、中国、台湾、インドなど海外にまで拡大しています。装置の価格は、オプションを含めると1台あたり1億円に達することもあり、非常に高額です。このように、ウエハは半導体製造において不可欠な要素であり、同社の製品は生活の根幹を支えています。

変革の歴史と未来へのビジョン



秀和工業の創業は1951年にさかのぼりますが、当初はミシン製造を行っていました。このビジネスは高度経済成長の中で好調でしたが、後に半導体産業への移行する必要性を感じた小口氏は、1984年に法人化を果たし、現在の形に進化していきました。この転機が、同社の歴史において大きな意味を持つものであったと、彼は認識しています。

また、成長過程で、デザイン戦略を取り入れることで装置の外装にもこだわり、見た目の美しさを追求しています。「機械は性能だけでなく、扱う人の気持ちも大切にすべきだ」という理念がその背後にあります。

人を思いやる企業文化



秀和工業では、毎朝30分の社内清掃を全社員で行い、常に環境を整備することを大切にしています。「暮れの大掃除はしない」という哲学の下、日々の清掃が企業の発展に寄与するという信念が根付いています。

小口氏は、「絶対になくなってはならない会社」を目指し、少数精鋭で特定分野において類を見ない製品を開発することに情熱を注いでいます。業界の先駆者としての立場を維持しつつ、地域と共に歩んでいく姿勢が強固な企業文化を築いています。これからも、彼らの挑戦は続きます。

さいごに



秀和工業株式会社は、ただの企業ではなく、地域に根ざし、未来の産業を支える重要な役割を担っています。彼らの技術と情熱が、新たな道を切り開くことを期待しましょう。私たちも彼らの活動を見守り、応援していくことが大切です。地元竹の塚が誇る企業、秀和工業の動向に注目していきましょう。


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会社情報

会社名
足立ブランド
住所
東京都足立区中央本町一丁目17番1号足立区産業振興課
電話番号
03-3880-5869

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