IoTと生成AIがもたらす作業現場の革新
MODE, Inc.(本社:米国カリフォルニア州)は、2025年4月15日より「ジオフェンス機能」と「エリア描画ツール機能」を正式にリリースすると発表しました。本機能の導入により、作業現場の安全性と業務効率が格段に向上し、働き方が革新されることでしょう。
新機能の目的と背景
MODEは、すでにBizStackに屋外位置情報機能を追加し、作業現場でのGPSベースの位置管理を提供してきました。ここで新たにリリースされるジオフェンス機能とエリア描画ツールは、特定エリアへの立ち入りを管理し、作業員や機器の位置を自動で検知することで、現場の安全性をさらに高めることを目的としています。
ジオフェンス機能について
ジオフェンス機能は、BizStackの地図上に指定した仮想エリアを設定することを可能にします。この設定により、対象のGPSデバイスがそのエリアの内外を出入りした際に、自動で通知される仕組みです。通知方法は、メールやBizStack Assistantを通じたチャット通知があります。
使用例
この機能は危険区域への侵入検知や作業エリアからの退出通知、滞在時間のモニタリングに役立ちます。例えば、建設現場では、危険エリアに不用意に立ち入る事故を防ぐために、ジオフェンスを有効に活用できます。
エリア描画ツールについて
エリア描画ツールは、BizStackダッシュボード上でユーザーが自由に形状を描くことができるツールです。これによって、直感的にエリアを設定し、そのままジオフェンス機能として活用できます。ユーザーは座標を決める時間を省き、簡単にエリアを描写できます。
対応デバイス
現在、この新機能はSafie Pocket2 PlusのGPS情報に対応していますが、今後はさらに多くのGPS端末との連携も計画されています。
ユースケース
建設現場
建設現場における危険エリア侵入の即時検知と対応は、生命と安全を守るために非常に重要です。作業員が危険エリアに立ち入った場合、自動でアラートが通知され、迅速な対応が可能となります。
鉄道保守工事
夜間の線路保守工事では、限られた時間内で効率的かつ安全に作業を進めなければなりません。あらかじめ設定したジオフェンスにより、作業終了後には誰がどのエリアにどれだけ滞在していたかを記録できます。この機能があれば、準備から対応まで一貫して安全が確保されます。
MODE, Inc.とは
MODEは、現場のデジタルトランスフォーメーションを加速させるためのIoTプラットフォーム「BizStack」を提供するスタートアップ企業で、様々な業界にデータを活用することを提案しています。製造業や物流、建設業において、現場データを活用したビジネスの変革を推進し、より良い社会の実現を目指しています。
会社概要
- - 会社名:MODE, Inc.
- - 代表者:CEO / Co-Founder 上田 学
- - 所在地:1840 Gateway Dr. Suite 250 San Mateo, CA 94404 USA
- - 設立:2014年7月
- - 事業内容:センサープラットフォーム及び関連ソフトウェアサービスの提供
- - URL:MODE, Inc.公式サイト
この新技術の進展により、作業現場の環境はより安全で効率的になることが期待されます。MODEの取り組みに注目です。