「ドラゴンのクッキー缶」で味わう新しい物語体験
愛知県安城市に位置する焼菓子店「アチェリのおやつ」が、オリジナル童話『月の輪のひみつ』の世界観を再現した新しいスイーツ、「ドラゴンのクッキー缶」の予約販売を2026年6月1日より開始する。このクッキー缶は、単なるスイーツではなく、本を読んだ後にその物語を“味わう”ことができる、いわば体験型の焼菓子なのだ。
ストーリーと焼菓子の出会い
この商品は、童話作家の菓月ももこが手掛けたもので、彼女は20歳のときに長期入院中に物語を書き始めた。その後、リアルに食べられる形で物語を表現したいという想いから、2019年に「アチェリのおやつ」を設立。以来、物語のキャラクターや情景をインスパイアした焼菓子作りを続けてきた。
『月の輪のひみつ』は、彼女が開業当初から温めてきたオリジナル童話であり、2023年に文芸社との出会いがきっかけで出版に至った。制作費の一部をクラウドファンディングで募り、2026年5月4日に1000部を刊行。今では全国の書店及びネット書店で手に入れることができる。また、イラストは彼女の娘が担当しており、親子で作り上げたアート作品でもある。
この新しい試みは、食べ物が体の栄養であり、書籍が心の栄養であるという考えに基づいている。アチェリのおやつは、焼菓子を通じて子どもたちに記憶に残る体験を提供することを目指しており、出版を機に全国の小中学校や病院への寄贈も行っている。
物語を焼き上げたクッキー缶
今回の「ドラゴンのクッキー缶」は、寄贈時に作られたものよりも小型サイズで、本の世界観をより身近に楽しめる内容となっている。その内部には、物語に登場する要素が散りばめられており、例えば、作中では「しあわせキノコ」というキャラクターを守るため、良い魔女がクッキーに焼き上げるという重要なシーンがある。このクッキーには、実際にその「しあわせキノコクッキー」も含まれており、物語を読んだ後にそれを味わうことで、読者は物語の世界により深く浸ることができるのだ。
商品情報
「ドラゴンのクッキー缶」の詳細は以下の通りだ。
- - 商品名: ドラゴンのクッキー缶
- - 予約販売開始日: 2026年6月1日
- - 価格: 3,300円(税込)
- - 缶のサイズ: 外122×122×H42mm
- - 販売数: 限定30缶
- - 受け渡し時期: 2026年9月下旬予定(高温期を避けるため)
- - 販売方法: オンラインストア、工房販売日の予約受付、Instagram、公式LINE
- - URL: アチェリのおやつ公式ストア
今後も、毎月異なるキャラクターにスポットを当てた新たなクッキー缶が発表される予定であり、読者が「読む」「想像する」「味わう」という体験をつなぐ新たな読書文化が生まれようとしている。
アチェリのおやつについて
「アチェリのおやつ」は、愛知県安城市で自宅敷地内に工房を持つ小さな焼菓子店であり、店舗を持たずに地域のマルシェやふるさと納税返礼品として焼菓子を提供している。焼菓子だけでなく、物語の登場人物をテーマにしたクッキー製作も特徴的で、地域に根ざした独自のスタイルで親しまれている。