2024年SNS利用状況調査の結果
マイボイスコム株式会社は、2024年11月1日から7日にかけて、SNSの利用状況に関する調査を実施しました。この調査は20回目となり、9,186名の回答を得ています。結果からは、SNS利用者の動向と傾向が浮き彫りになりました。
SNS登録状況
調査によると、SNSに登録している人は71.8%で、特に若年層にその数字が顕著に現れています。10代から20代では約90%が登録し、30代から60代でも70%を超えていることがわかりました。70代以上では、その割合が約60%となっています。
SNSの利用頻度
SNS利用者の約80%が毎日利用しているとのことです。また、日々2回以上利用していると答えた人は52.7%に達しました。特に10代と20代ではこの利用頻度が高く、女性30〜50代や男性30〜50代でも60%から50%台の値が見受けられました。
利用シチュエーション
SNSを利用する場面について聞いたところ、最も多い回答は「自宅でくつろいでいるとき」で、57.6%の人がこのライフスタイルを選びました。次に多かったのは「暇なとき」で37.8%、続いて「ちょっとしたすき間時間」で35.3%でした。特に10代から30代の女性ではかなり高い数値が確認され、自宅でリラックスしながらSNSを楽しむ傾向が強まっています。
SNSの利用内容
利用者がSNSをどのように楽しんでいるかについて、調査結果では「他の人の投稿やコメントを読む」という項目が57.6%とトップであり、続いて「メッセージやチャット、DMを送信・受信する」が36.8%という結果になりました。さらに「他人の投稿にコメントやいいねをする」「他の人の画像や動画を見る」「ニュースの閲覧」も20%台で見られ、多様な利用が広がっていることがわかります。
男性10代と20代では「投稿すること」に関心が高い一方で、女性10代から30代では、他者の投稿に対するアクションが目立っています。興味深いことに、メッセージのやりとりは年齢層が上がるにつれて女性において特に多くなっています。
よく利用されているSNS
最も利用されているSNSは「LINE」で、利用者の57.6%がこのアプリを好んでいると回答しました。続いて「X」が20.0%、そして「Instagram」が9.9%、最後に「Facebook」が7.7%となっており、Xは特に男性の10代から30代で高い利用率を示しています。今後も利用したいSNSに関しては、49.5%がLINEを選び、XやInstagramも人気です。
ユーザーの声
調査に参加した人たちから寄せられたコメントには「情報収集ツールとして非常に便利」と評価する一方で、「人とのやり取りが煩わしい」と感じる意見もあり、SNSの特性が様々に捉えられていることがわかります。特に、犯罪の温床になるとの懸念も示され、今後の利用動向はそのような社会問題とも無関係ではないかもしれません。
結論
2024年のSNS利用状況調査からは、特に若年層の積極的な利用が際立つ結果となりました。日常生活に溶け込んだSNSは、人とのコミュニケーション手段として多くの人々に受け入れられています。今後のトレンドや利用方法について、引き続き注目していく必要があります。