ソラジマ、10億円調達
2023-03-22 12:10:12
住友商事CVC、Webtoon制作スタジオ「ソラジマ」へ10億円出資!グローバル展開加速へ
住友商事CVC、Webtoon制作スタジオ「ソラジマ」に10億円出資!グローバル展開に向けた大型資金調達
日本の大手総合商社である住友商事のCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)である住商ベンチャー・パートナーズが、急成長中のWebtoon制作スタジオ「ソラジマ」へ10億円の出資を行ったことが明らかになりました。
この出資は、シリーズBラウンドにおけるもので、リード投資家であるZ Venture Capitalをはじめ、ニッセイ・キャピタル、DBJキャピタル、KDDI Open Innovation Fund 3号、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、そしてIZUMO Founderの大湯俊介氏らが共同で出資に参加しています。
2019年創業のソラジマは、「今世紀を代表するコンテンツを創る」というビジョンを掲げ、スマートフォン向け縦スクロール型フルカラーマンガであるWebtoonの制作・配信に注力。2022年にはオリジナルWebtoon作品として国内最多となる26作品を公開し、各マンガアプリの人気ランキングで上位を多数獲得するなど、その制作力は既に高い評価を得ています。2023年にはさらに51作品もの公開を目指しており、勢いは留まることを知りません。
特に注目すべきは、自社開発のマンガアプリ「cosmic」によるグローバル展開への意欲です。このアプリを通じて、世界中のWebtoonファンへ作品を届ける戦略を展開していくとのこと。
今回の資金調達により、ソラジマはクリエイターの環境整備、コンテンツ制作の強化、そして「cosmic」の更なる開発に投資していく計画です。住商ベンチャー・パートナーズは、ソラジマの成長性とグローバル展開への可能性に大きな期待を寄せており、そのビジョンに共感したことが出資の大きな理由の一つであると説明しています。
さらに、両社は今回の出資を機に、住友商事グループが展開するIPコンテンツの制作・配給事業における協業も検討していくとのこと。住友商事グループは、ソラジマの成長を支援し、「今世紀を代表するコンテンツを創る」というミッションの実現に貢献していく姿勢を示しています。
住商ベンチャー・パートナーズは、1998年以来、シリコンバレー、中国、香港、イスラエル、英国などにCVCを設立し、グローバルで300社以上のスタートアップに投資してきた実績があります。2022年には東京にも拠点を設立し、日本のスタートアップへの投資を積極的に進めています。DX、次世代エネルギー、社会インフラなど幅広い分野に投資を行っており、ソラジマへの出資も、その戦略の一環と言えるでしょう。
ソラジマの今後の展開、そして住友商事との協業によるシナジー効果に、大きな注目が集まっています。Webtoon市場の成長とともに、ソラジマの躍進が期待されます。
会社情報
- 会社名
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住商ベンチャー・パートナーズ株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町二丁目3番2号 大手町プレイスイーストタワー
- 電話番号
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