イトイGHDが新たに女性執行役員を迎え、組織の多様性を強化

イトイGHDが執行役員制度を新設

北海道士別市に本社を構える株式会社イトイグループホールディングス（以下、イトイGHD）が、2025年4月1日より新たに執行役員制度を導入し、女性社員の深澤夢さんがその初代執行役員として就任することが発表されました。この決定は、企業の成長と組織の多様性を高めるための重要な一歩と見なされています。

イトイGHDの理念と目標

イトイGHDは「誰も取り残さない社会の構築」を理念に、多様な事業を展開している地方創生企業です。グループと関連企業を通じて、地域経済の活性化に寄与しており、今後のさらなる成長を目指しています。そのためには、より幅広い人材を取り入れ、多様な視点を取り入れることが不可欠であると認識しています。

深澤夢さんのキャリア

今回の執行役員就任を果たした深澤さんは、2018年にグループ会社である株式会社イトイ産業に入社し、以来、グループの経理、人事、広報といった多岐にわたる業務に携わってきました。その豊富な経験を基に、執行役員として新しい挑戦を迎えることになります。

彼女の経歴は特筆すべきもので、2019年にホールディングスへの転籍後、2020年からは経理だけでなく給与労務、広報、人事など多様な業務を統括してきました。深澤さんは、組織の中での多様性を重視し、今後のイトイGHDの成長に大いに貢献すると期待されています。

新体制の運営方針

執行役員制度の新設に伴い、深澤さんは、グループ企業である志BETSホールディングスの執行役員CEOも兼任することが決まっています。志BETSは地域の振興に寄与することを目指し、野球チームの運営、クラフトビールの醸造、温泉施設の運営と多様な事業に挑戦しています。深澤さんのリーダーシップのもと、地域に根ざした新しい試みが期待されます。

イトイGHDの事業内容

イトイGHDは、「Make many good for you」という企業理念のもと、士別市周辺で多様な事業を展開する企業グループです。現在、7社のグループ会社と4社の関連会社があり、「ローカル・コングロマリット経営」を実践しています。

またスポーツ振興にも力をいれており、スキージャンプチームやプロ野球独立リーグのチーム、地域の子供たちを対象としたアカデミー運営を手掛けています。地域社会の中でのスポーツの振興、さらには次世代を担う人材育成の必要性を感じながら、企業として積極的に地域に貢献しています。