静岡聖光学院と順天堂大学の高大連携協定
2023年9月30日、静岡県静岡市の静岡聖光学院中学校・高等学校と東京都文京区の順天堂大学は、高大連携に関する協定の締結式を開催しました。この協定は、学生の進路選択や探求学習を支援し、高等教育の活性化に寄与することを目的としています。
背景と目的
静岡聖光学院は、設立以来、医学や医療関連の進学志望者に対するサポートシステムを強化してきました。近年では、STEAM教育や国際交流、ケンブリッジA Levelプログラムにも力を入れ、幅広い学びの機会を提供しています。これらの取り組みは、2022年11月に静岡大学との中高大連携協定を結んだ経験を通じて、さらに深化しました。高校から大学までを通じた教育連携が、進路選択や探求学習において重要であるとの認識が強まっています。
一方で、順天堂大学は静岡県東部に医学部附属病院を持ち、地域住民に深く根ざした医療教育を行っています。今回の協定締結により、医学部や国際教養学部との教育連携が実現し、静岡聖光学院が育む未来の学びに新たな価値を加えることが期待されています。
高大連携協定の具体的内容
この協定は、相互の教育交流と連携を推進し、高等教育と大学教育をより効果的に活用することを目的としています。具体的な取り組み内容として、以下のような点が挙げられます:
順天堂大学の指定学部に対する静岡聖光学院の高等学校長からの推薦枠が設けられ、進学の可能性が広がります。
教員や学生間での交流が促され、知識や経験の共有が行われます。
順天堂大学の教員が静岡聖光学院で出張授業を行い、実践的な学びが提供されます。
上記以外の取組みについても、双方の合意に基づいた協議が行われます。
学校概要
静岡聖光学院中学校・高等学校は1969年に創立し、静岡市駿河区に位置しています。理事長は工藤誠一氏で、学校公式ウェブサイトは
こちらです。入試に関するお問い合わせは、入試広報部長の平本氏までご連絡ください。
電話番号は054-285-9136です。高大連携協定の締結は、今後の教育の展望を明るくしています。新たな学びの形が、学生たちの未来をさらに豊かにすることでしょう。このような連携が地域や学生にどれほどの影響を与えるのか、今後の取り組みに注目です。