リモートワークに対するパートナーの意識調査。出社希望が約46%という結果に

リモートワークを巡るパートナーの意識調査

最近の調査によると、パートナーのリモートワークに対する期待とストレスの実態が明らかになりました。フリーランスのプロ人材マッチングを行う株式会社Hajimariが実施したこの調査は、同居する男女514名を対象に行われました。その結果、パートナーには「週3〜4回の出社」を求める声が多く、さらにリモートワークに伴うストレスの要因も浮き彫りになりました。

理想の働き方は週3〜4回の出社

調査結果で最も多かったのは、パートナーに「週3〜4回出社してほしい」と答えた調査者の30%。さらには「フルリモート」や「週1出社」と答えた人よりも、その希望を持つ人が倍以上いることがわかりました。このことから、多くの人がパートナーには自宅でのリモートワークよりも、一定の出社を望んでいることが伺えます。

一方、パートナーの自宅勤務に好意的に捉えている人も多く、53.3%が「嬉しい」と回答しています。リモートワークに対しては理解が示されているものの、一部の人にはストレスも存在することがわかります。

リモートワークによるストレスの原因

リモートワークをするパートナーにストレスを感じる理由については、最も多くの支持を集めたのが「気が休まらない」という26%でした。次いで「一人の時間が取れない」と感じる人が12.3%という結果となり、物理的な問題よりも心理的な負担が大きいことが見受けられました。

また、メリットとしては「家事の分担がしやすい」や「子供との時間が増えた」といった声が多く、特に子育て世代の家庭がパートナーのリモートワークの利点を感じていることがわかります。

それぞれの理想と現実

リモートワークに対する自分の望む頻度は「週3〜4回出社」という人が最も多く、回答者の28.2%を占めました。興味深いことに、フルリモートを希望する人の数は、パートナーにフルリモートを望む人の数を大きく上回る結果になっています。このことから、個々のリモートワークに関する意識の差が垣間見えることとなりました。

働き方の見直しが求められる時代

調査では、住居内に専用のワークスペースがあるかどうかもストレスに影響を与えることがわかりました。専用スペースが確保された世帯では、ストレスの感じ方が大幅に軽減されることが確認され、逆に専用のスペースがない場合はそのストレスが増加することが示されました。このことから、リモートワーク環境を整えることの重要性が再認識される結果となりました。

まとめ

リモートワークの普及は、同居パートナーとの関係にも新たな影響を与えています。パートナーには週3〜4回の出社を望む人が多い一方で、自宅でリモートワークをしていること自体は多くの人が好意的に受け入れています。本調査は、個々のリモートワークに対する考え方の違いや、ストレスの構造を明らかにし、現代における新しい働き方を探る貴重な資料となりました。今後もこのようなデータを通じて、多様化する働き方を見据えたサポートを続けていくことが大切です。