新たなチェーホフ作品の魅力
2025-10-01 19:52:40

土田英生と山内圭哉が語る、新たなチェーホフ作品の魅力とは?

新たな息吹を吹き込むチェーホフ作品



2025年11月6日から9日、まつもと市民芸術館小ホールにて上演される「チェーホフを待ちながら」。この作品は、ロシアの著名劇作家アントン・チェーホフの一幕喜劇を元にしており、劇団「MONO」の土田英生が巧みに潤色しました。また、土田とともに舞台に立つ俳優の山内圭哉が、この作品における役割や魅力について貴重なインタビューを提供してくれました。

チェーホフに込められた楽しさ


土田はチェーホフの作品を通じて、彼が持っていた「喜劇」としての側面を強調しました。「チェーホフはこれまで、一般的には陰鬱なイメージが強いが、実は彼の作品にはポップな笑いが溢れている」と彼は述べています。本作では、タイトルが示す通り、待つことのユーモアや矛盾が描かれ、現代の観客にも楽しめる内容になっています。

でも、原作に寄り過ぎず、自分自身の感覚を大切にしているとのこと。土田は、脚本を書く際に原作を読みすぎないことを自らのルールとしているそうです。これにより、彼は原作からの影響を軽減し、全く新しい視点で作品に命を吹き込むことに成功したのです。

山内の新たな挑戦


一方、山内圭哉も初参加とは思えない堂々とした印象を与える役者であり、土田の最初のビジョンに完璧に寄り添っています。彼は、「ポップで身構える必要がない素晴らしい本」と評価し、観客に対しての期待感を膨らませています。特に、彼が一人語りに挑むシーンでは、落語の経験を活かし、「自分自身のタイミングで演じられる楽しさがある」と力強く言います。

これからの稽古と公演への期待


稽古は松本市で行われることが多く、ここでの環境に協調的な姿勢を持っています。土田は松本の美しい街並みや文化的な側面が、演技に良い影響を与えるだろうと期待しています。また、稽古から得たインスピレーションがどのように公演に繋がるのか、興味が募ります。

結びに向けてのメッセージ


土田と山内は、観客に向けたメッセージも用意しています。山内は、「チェーホフやベケットといった作品がとっつきにくく感じるかもしれないが、実際にはポップで楽しめる内容だ」と説明しています。一方、土田は「難しく考えず、長いコントのように楽しんでほしい」と呼びかけました。

「チェーホフを待ちながら」は、個々の演技と新たな視点からの脚本によって、観客を魅了する作品です。この機会にぜひ劇場でライブの感動を味わってみてはいかがでしょうか。公演情報やチケットの詳細は、公式サイトをご確認ください。


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