新たな農産品流通
2025-10-24 14:10:26

三重県の新たな農産品流通モデルが都心部に登場!

新たな農産品流通モデルが都心に進出



近畿日本鉄道株式会社(以下、近鉄)とワンハート三重株式会社がタッグを組み、三重県産の新鮮な農産物を都心部で手に入れるための新たな流通モデルを開始します。これは、三重県農林水産部が進める「県産農林水産物の新たな流通モデル構築事業」を基にしており、両社はこのプロジェクトを実施することで農産物の販路拡大を目指しています。

この取り組みの具体的な内容は、三重県内で生産された農産物をワンハート三重が集荷し、近鉄の鉄道を使用して都市部に輸送するというものです。まず、農産物が三重県内の農業従事者から集められ、近鉄の駅まで運ばれます。そこで列車に積み込まれ、都心部の駅まで届けられます。到着後は再びワンハート三重が担当し、駅近隣の販売店や飲食店に運び込みます。これにより、消費者は新鮮な三重県産の食材を手に入れることができるのです。

さらにこのプロジェクトでは、マルシェ会場での直接販売や、高速列車による貨客混載での運搬も行われます。これによって、農産物の市場ニーズ調査が可能となり、消費者の需要に応える形での新たな販売戦略を構築します。また、都心での新たな販売店や飲食店の開拓も進められ、三重県産農産品の販売網が広がっていくことが期待されます。

実施詳細と販売情報


このプロジェクトの一環として、2025年10月25日には久宝寺口駅構内でマルシェが開催され、松阪地域産のみかんや柿が販売される予定です。松阪駅から久宝寺口駅までの輸送は、特急列車を利用して行われ、都心部での初めての新鮮な三重県産農産物の販売となります。このマルシェは人気のイベントスペース「HITONO-WA キユホ」で行われ、販売時刻は12時から14時30分頃までの予定で、売り切れ次第終了となります。

その後、2025年11月以降には、大阪上本町駅付近での松阪地域産野菜や伊賀地域産の米の販売が開始される予定です。販売店舗としては、合同会社ベジ・イノベーションが運営する「農家直送八百屋」や「キッチンもとや」といった飲食店が参画します。これにより、消費者は毎日の食卓に三重県の新鮮な野菜や米を配することができるようになります。

環境への配慮


この取り組みは、単に農産物を都心に運ぶだけでなく、環境への影響を最小限に抑えることも考慮されています。近鉄とワンハート三重は、貨客混載輸送のノウハウを生かし、運送業界が抱える人手不足問題やCO2排出量削減といった社会的課題の解決に努めていく方針です。これにより、持続可能な流通モデルの一環として、三重県産農産品を皆様に届けることができます。

この新たな取り組みは、2025年から2026年初頭にかけて実施される予定で、多くの人々に三重県の恵みを届けることが期待されています。将来にわたって地域の農業を活性化し、消費者との距離を縮めるこのプロジェクトにぜひご注目ください。

これからの三重県産農産品の流通モデルの展開に、期待が高まります。

会社情報

会社名
近畿日本鉄道株式会社 ワンハート三重株式会社
住所
電話番号

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