DDSと日本HP、GIGAスクール構想第2期対応Chromebookでセキュリティ強化
近年、教育現場におけるデジタル化が加速する中、情報セキュリティの確保は喫緊の課題となっています。この度、指紋認証などのセキュリティソリューションを提供する株式会社ディー・ディー・エス(以下、DDS)と、日本HPは、GIGAスクール構想第2期に対応したChromebookにおいて、セキュリティ強化のための連携を発表しました。
多要素認証による安全なログイン環境
今回の連携では、DDSが提供するクラウド認証サービス「EVECLOUD」を、日本HPが提供するGIGAスクール構想第2期対応Chromebook「HP Fortis Flip G1m 11 Chromebook」と「HP Fortis x360 G5 Chromebook」に連携させます。これにより、Chromebookに搭載されたウェブカメラを使った顔認証や、FIDO2セキュリティキーを用いたログインが可能になり、より安全で利便性の高いシステムが実現します。
具体的には、児童生徒はQRコードをかざすだけで簡単にログインでき、教職員は顔認証とパスワードなどの多要素認証によるログインを選択できます。これにより、児童生徒の利便性と教職員のセキュリティニーズの両立が図られています。
教育DX推進に向けた取り組み
文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」では、GIGAスクール構想下の学校における情報セキュリティ対策として、多要素認証の導入が推奨されています。DDSと日本HPの連携は、このガイドラインに沿ったセキュリティ対策を推進し、教育現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するものです。
各社のコメント
DDSは、今後も多様な認証方法を提供することで、教育機関における情報資産の保護と安全な学習環境の構築に貢献していきます。日本HPは、今回の連携を歓迎し、教育現場のセキュリティニーズへの対応を強化していくとしています。
EVECLOUDとHP Chromebookの連携によるメリット
セキュリティ強化: 多要素認証による不正アクセス防止
利便性向上: QRコードによる簡素化された児童生徒向けログインと、顔認証・パスワードによる教職員向け多要素認証
ガイドライン準拠: 文部科学省のガイドラインに沿ったセキュリティ対策の実現
教育DX推進: 安全な環境下でのデジタル学習環境の構築
まとめ
DDSと日本HPによるこの連携は、GIGAスクール構想の更なる発展と、教育現場における情報セキュリティ対策の強化に大きく貢献するでしょう。今後、教育現場におけるセキュリティ対策はますます重要になることが予想されるため、今回の取り組みは非常にタイムリーであり、大きな意義を持つと言えるでしょう。 今後、両社は連携を強化し、教育現場における更なるセキュリティ向上を目指していくとのことです。
関連情報
DDS公式サイト: https://www.dds.co.jp/ja/
日本HP公式サイト:
https://jp.ext.hp.com/business-solution/education/
* EVECLOUD紹介ページ:
https://www.dds.co.jp/ja/product/15733/