都築電気とプロシードが協力しCX向上を推進
2023年、都築電気株式会社(本社:東京都港区)は、同じく東京都に拠点を置く株式会社プロシードと手を組み、顧客体験(CX)を重視した新たなサービスの提供に乗り出しました。両社は、それぞれの専門性を活かし、コンタクトセンター向けのサービスの向上を目指します。
変化するコンタクトセンターの環境
近年、コンタクトセンターは様々な環境の変化に影響を受けています。電話だけではなく、オンラインチャットやSNSなど異なるコミュニケーション手段が普及する中で、顧客の求める体験は多様化してきました。また、AIやCRMツールの導入が進むことで、顧客とのインタラクションがより効率的になり、顧客体験を重視する流れが強まっています。
さらには、オペレーターの人材不足やカスタマー・ハラスメント問題、問いの複雑化などに直面しており、従業員体験(EX)を向上させるための取り組みも重要視されています。これらの要素を背景に、コンタクトセンターが果たすべき役割も一層拡大しています。
新たな協業の内容
都築電気とプロシードの協業は、運営管理・システムの両面からコンタクトセンターを網羅的にサポートすることを目指しています。両社はこれまでの実績を基に、知見を共有しながら、サービスの拡充を図ります。最初のサービスとして「CCアセスメントサービス」を今月より提供開始し、続いて「アウトバウンドコールサービスパック」の準備も進めています。
1. CCアセスメントサービス
このアセスメントサービスでは、コンタクトセンターの運営状況を可視化し、改善提案を行います。実際の業務フローや運営体制を多角的に評価し、国際基準に照らして結果を提示します。改善活動に納得感を持たせることで、効果的なプロジェクト進行が可能になります。
2. アウトバウンドコールサービスパック
こちらは2025年12月からの開始を予定しており、プロシードのコンサルティング手法と都築電気のデジタル技術を組み合わせたサービスです。顧客のニーズに応じた課題の特定から改善計画の策定、デジタル施策のサポートまで、包括的に支援します。
イベントの参加
また、都築電気は、「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス 2025 in 東京」に出展し、CXやEX向上に資するAIソリューションを紹介する予定です。プロシードは同ブース内で、理想のコンタクトセンターの運営について講演も行います。セミナーは、11月13日と14日の両日、サンシャインシティで開催される予定です。詳しい内容は公式サイトでも確認できます。
都築電気とプロシードについて
都築電気は、人と技術の融合を通じて顧客価値の向上を目指す企業です。持続可能な社会のための貢献も手掛けており、100周年を目指した長期ビジョンを掲げています。一方のプロシードは、コンタクトセンターの専門家として、CX向上を支援している企業であり、グローバル基準であるCOPC®に基づくコンサルティングを提供しています。
この協業を通じて、顧客体験向上の新たなアプローチが生まれることに期待が寄せられています。今後の展開に目が離せません。