日本金属株式会社が新たな異形圧延技術「ファイン・プロファイル®」を発表
日本金属株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:下川康志、証券コード:5491)が、線材を素材とした新しい異形圧延技術「Fine Profile®(ファイン・プロファイル®)」の開発に着手したことを発表しました。この技術は、多様な素材を駆使し、異形線や異形棒のニーズに応えるためのものです。
ファイン・プロファイル®の概要
今回の「ファイン・プロファイル®」は、主に帯鋼を素材として活用しますが、帯鋼では使用できる鋼種に制約があるため、開発においては線材を用いることでその制約を緩和し、必要な特性を持った鋼種への対応が可能になります。この新技術によって、より多様な市場需要に応えることが期待されています。
ファイン・プロファイル®はまた、省資源化に貢献するエコプロダクトとして位置付けられており、製品化を進めることでカーボンニュートラルの実現にも寄与するとされています。この取り組みは、2026年度の製品化を目指して進められています。
技術の特長
1. 成形対応鋼種の拡大
線材を使用することで、従来の帯鋼では選べなかった非磁性材や耐熱鋼種にまで対応が可能になり、多様なニーズに応える製品が生まれます。
2. 成形可能な寸法範囲の拡大
成形範囲が広がり、素材の切断時に生じていたロスを抑制。これにより、より効率的な製造プロセスの実現が期待されます。
3. 二次加工への対応
冷間異形圧延機との組み合わせにより、中間焼鈍工程を省略した角線や平角線の成形が可能となります。この結果、順送プレス向けにも最適化されたコイル形態での供給が可能になります。
仕様について
開発中ではありますが、ファイン・プロファイル®の仕様概要は以下の通りです:
- - サイズ: 板厚5~15mm、幅5~15mm(素材径φ16mm以下)
- - 製品形態: コイル巻または直棒(最大5,000mm)
経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」
この技術開発は、日本金属の第11次経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」のビジョンに基づいています。『人と地球に優しい新たな価値を共創する』ことを目指し、多種多様な素材を活用し、最終製品の要求される性能を素材で実現することを重点に置いています。
お問い合わせ情報
本リリースに関するお問い合わせや技術情報に関する詳しい内容は、日本金属株式会社の公式ウェブサイトからご確認いただけます。特に、プロダクションプロセス・サポート部への問い合わせをおすすめします。特に、製品情報については次のリンクをご確認ください:
日本金属株式会社製品情報。
成形技術の進化は、今後の市場に対する大きなインパクトを持つことが期待されており、ファイン・プロファイル®がどのように航空宇宙や自動車産業などでの利用が広がるのか注目です。