兵庫県が推進するデジタル化、エンが力強くサポート

兵庫県は、デジタル人材の確保を目指し、エン株式会社との連携を通じて「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を実施します。このプロジェクトでは、兵庫県におけるデジタル化を一層推進するために、2名の「デジタル化推進員」と1名の「デジタル専門官」が採用されました。

エン株式会社の本社は東京都新宿区にあり、代表取締役会長を務める越智通勝氏が指揮を執っているこの取り組みは、兵庫県のDX（デジタルトランスフォーメーション）を加速させる大きな一歩となります。兵庫県の企画部デジタル戦略課・デジタル改革課からのコメントによれば、今回の採用活動には多くの応募があり、その中から選ばれた人材が県庁の業務プロセスの改革支援や、県内市町のDXに関する相談業務を開始しています。これにより、県民はデジタルの利便性を享受することが期待されています。

新たに加わったデジタル専門官である小長純一郎氏は、大手通信会社での豊富な経験を持ち、デジタル化推進監として高知県の中小企業を支援してきた実績があります。小長氏は、兵庫県での役割において、自治体の業務を支援し、サービス向上を図ることに目標を設定しています。「前職の経験を活かして、地域行政に貢献できる機会を得たことを光栄に思っており、今後も全力で取り組んでいきます」と、意気込みを示しました。

エン株式会社は、この新たな挑戦を支援するため、プレスリリースや特設ページの制作、各求人サイトでの集客支援に取り組んでいます。特に「ミドルの転職」「AMBI」「エン転職」といった多様な求人サイトを通じて、幅広い人材にアプローチし、質の高い採用を実現しています。

この取り組みは、単なる採用活動に留まらず、社会の抱える課題解決のためにも貢献しています。「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」は、中央省庁の幹部候補や自治体の副市長、さらにはNGO/NPOなど、社会的なインパクトを重視した人材採用を行うことを目指しており、企業の持つ優れた人材を地域や社会に還元することに力を入れています。

今後も、兵庫県全域でのデジタル化が進むことで、よりスマートな県民生活が実現できることが期待されています。この取り組みが全国の自治体にも波及し、地域のデジタル化に向けた道筋を示すことができるでしょう。これからの展開に目が離せません。