初の予選開催、最大34組出場の道のり
一般社団法人日本パデル協会(JPA)は、2024年12月12日から12月16日まで、埼玉県さいたま市西区の「アッセンブル大宮」にて「第8回ダンロップ全日本パデル選手権」を行いました。本大会は、歴史上初の予選を設けたこともあり、過去最多の組数が参加しました。
4日間にわたって行われたイベントは、全試合ライブ配信され、YouTubeでは累計約2.5万回再生を記録しました。男女それぞれの大会において、激闘が繰り広げられました。
男子大会の熱戦
男子の部では、第3シードの畠山・アシエルペアが前回王者として出場。決勝戦では、第1シードの中村・安藤ペアと対戦し、フルセットの末に勝利。これにより、彼らは見事な2連覇を遂げました。昨年の大会に比べ、今回の男子大会から出場したジュニア選手が増加し、若手選手たちの未来が期待される大会となりました。
男子本戦は、16ドローでの予選を経て、32ドローでの本戦を実施。1日目は全試合が行われ、2日目にはシード選手が順当に勝ち上がりました。注目の試合となったのは、3ラウンドでの荒川・富田ペアと冨中・久留ペアの対戦。白熱した試合は荒川・富田ペアが制しました。最終的には、畠山・アシエルペアが全体の力強さを示し、タイトルを守り切ったのです。
女子大会の新たな歴史
女子の部でも注目ポイントが多く、新たなチャンピオンが誕生しました。前年に引き続き本戦は24ドローで行われ、予選も設けられました。今大会では、特に関西や東海地区の有望選手たちも参加し、パデルの広がりを実感できる内容となりました。初日は多くの接戦が繰り広げられ、観客の盛り上がりは格別でした。
決勝戦では、第2シードの早野・奥永ペアが第1シードの徳本・塚本ペアに挑みました。フルセットの死闘を制し、7-6(8)、7-6(6)という接戦で見事に初優勝を飾りました。この結果、2ペアともに名勝負を演じたと称賛されました。
大会の記録と協賛内容
今回の大会は、株式会社柴沼醤油インターナショナルや稲岡ハウジング株式会社、カタルーニャ・パデル連盟など、様々な企業の協賛のもと、賞金総額80万円で行われました。また、会場にはサポートとしてReCORE鍼灸接骨院やスマイルホテルなどからの協力を得て、選手の身体ケアも行われました。
まとめ
「第8回ダンロップ全日本パデル選手権」は、参加選手の奮闘と多くの観客の応援に支えられ、大成功に終わりました。今後のパデルの発展とともに、さらなるプレイヤーの活躍が期待されます。新たなチャンピオンたちの名前が刻まれたこの大会は、パデル界にとって記念すべき歴史の1ページとなることでしょう。