2023年統一地方選挙における議員SNS利用の実態調査
統一地方選2023がスタートし、地方議会議員のSNS利用実態に関する調査結果が公開されました。47都道府県の議員、特に県庁所在地における利用状況に注目が集まっています。
1. 都道府県議会議員のSNS利用実態
調査の結果、最も多く利用されているSNSプラットフォームはFacebookであり、特に若い世代の議員の利用が活発です。使用されている政党の中では、東京都民ファーストの会や公明党のアカウント所有率が高いことが浮き彫りとなりました。また、30代の女性議員はフォロワー数が特に多く、議会の中でも存在感を示しています。地域別に見ると、東京都議会議員のSNSアカウントの所有率とフォロワー数は、他の都道府県議会の議員に比べて際立っています。これは、東京都の厳しい選挙戦に起因しているかもしれません。
2. 市区議会議員のSNS利用
市区議会の議員についても、最も利用されているSNSはFacebookです。こちらでも、若い議員や女性議員のフォロワー数が多く、特に東京都の特別区議会議員はフォロワー数が他地域を大きく上回っています。政党間の差は少ないものの、地方議員のSNS活用は今後の課題となるでしょう。
3. 市町議会議員のSNS利用
人口約2万人の市町においては、やはりFacebookが最も多く利用されていますが、男女差が目立つ結果となりました。ただし、ネット選挙の活用はまだまだ進んでいないのが現状です。多くの議員は、個人の生活や仕事を中心にYSNSを利用しており、選挙活動には結びついていないようです。
4. 国会議員や首長との比較
国会議員が最も高いSNS利用率を示す一方で、フォロワー数は知事や市長の方が上回る結果となりました。特に、首長や国会議員は拡散力の強いTwitterを効果的に活用していることがわかりました。逆に、地方議員の中でのSNS活用には課題が残されており、その特徴を理解した上で戦略を練ることが重要となりそうです。
調査結果のまとめ
今回の調査結果から、SNSのアカウント所有率は若い議員や女性議員が高く、女性の方が積極的にSNSを活用していることが確認されました。また、東京都の議員は他地域に比べてSNS活用に関心が高く、多くのフォロワーを持っていることがわかりました。全体としては、今後、若者の立候補や当選倍率の向上が促進されると、ネット選挙の活性化が期待されるでしょう。調査は2023年2月21日から3月21日まで行われ、詳細はネットコミュニケーション研究所のウェブサイトで確認できます。
詳しい調査結果や方法については
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