2025年の初春、民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」が2025年1月から3月にかけて放送された番組の再生数ランキングを発表しました。この期間に最も多くの再生数を記録したのは、TBSテレビの日曜劇場『御上先生』で、総再生回数は驚異の3,648万を数えました。
『御上先生』は、松坂桃李が主演を務めた完全オリジナルの学園ドラマで、文部科学省の官僚が教師に扮し、教育現場に立ち向かう姿を描いています。その斬新な切り口とストーリー展開が、視聴者の関心を集めた要因とされています。
ランキングで2位を獲得したのは、日本テレビの『ホットスポット』で、こちらも2,934万回再生されています。市川実日子が主演し、脚本をバカリズムが手掛けたこの作品は、宇宙人との遭遇というユニークな設定から生まれるエイリアン・コメディーとして注目を集め、SNS上での盛り上がりも見せました。
ドラマに加えて、バラエティ番組も高い人気を誇りました。TBSの『水曜日のダウンタウン』が3位にランクインし、近年のTV人気を語る上で欠かせない存在となっています。この番組は、「TVerアワード2024」で4年連続でバラエティ大賞を受賞し、その影響力を証明しています。さらに、特別賞を受賞したテレビ朝日の『アメトーーク!』や、日本テレビの『上田と女が吠える夜』『月曜から夜ふかし』も名を連ねました。
視聴者層に関しては、特にM1からM2層(20代から40代の男性)とF1からF2層(20代から40代の女性)が各番組の視聴者の約半数を占めたことが特徴です。これは、幅広い年齢層にわたって人気を得たことを示しています。
TVerはこの期間、特に2025年1月に4,120万のユニークブラウザを記録し、過去最高のユーザー数を達成しました。これにより、2024年8月のパリオリンピック期間中の記録を上回るという快挙を成し遂げています。
多様なジャンルのコンテンツが配信されるTVerでは、ドラマやバラエティだけでなく、スポーツのライブ配信やアニメ、地方局制作の作品も楽しむことができます。これにより、今後も新たな視聴体験が提供されることが期待されます。
TVerでは、視聴者のニーズに応え、今後もさらなるコンテンツの充実を図り、サービス向上に努めていく所存です。民放各局が制作した質の高いコンテンツを、いつでもどこでも楽しめる環境を提供するため、引き続き取り組んでいきます。