東京理科大学とAI-Labによる産学連携ビジネスプランコンテスト
2021年1月20日、東京理科大学経営学部(朝日ゼミ)と一般社団法人AI-Labの協力による「産学連携ビジネスプランコンテスト」の最終審査会がオンラインで行われました。本コンテストは、持続可能な開発目標(SDGs)を基にした社会課題に焦点を当て、AIやIoT技術を活用して解決策を提案することを目的に開催されました。
応募数は242件に上り、その中から厳正なる審査を経て最終選考に進出したのは19グループ。学生たちは熱意をもって自らのアイデアをプレゼンテーションし、特に「AI診断技術を用いた救命救急キット」を提案した川瀬航平さんが見事最優秀賞を獲得しました。
審査員の称賛
審査員の一人であるAI-Labの坂元理事は、学生たちの発表内容に対して高く評価し、特に「勢いや将来性を感じる興味深い内容が多かった」と発言。また、社会課題が明確に定義され、「貧困からの脱出」や「教育を底上げする」など、聴衆に深い印象を与えました。
別の審査員である西本代表理事は、学生たちに「新しいビジネスモデルや技術革新を追求し続けることを期待している」と激励し、審査会を締めくくりました。
受賞者一覧
最優秀賞の他にも、特別賞や佳作が発表されました。特別賞には以下のプロジェクトが選ばれました:
- - 中所得国に対する医薬品の安価な提供ビジネスモデルの確立(野澤伊織)
- - AIと道路信号機の融合(宮嶋紀輝)
- - 養護者をケアするバンド「ネストルケア」(金城志帆、幡野優梨花、山崎莉子)
- - 患者の健康状態を24時間モニタリングする次世代IoTデバイス「CarroT」(佐仲杏美、妹尾一生、岩村夏海)
- - SCHOOOL(横田琴音)
賞金について
受賞者には、最優秀賞として10万円、特別賞には5万円、佳作にはAmazonギフト券が贈呈されることが発表され、優秀なアイデアが評価される場となりました。
AI-Labとビジネスプランコンテスト
AI-Labは、福岡市に拠点を持つ一般社団法人で、AI技術の開発と応用を通じて社会への貢献を目指しています。業界を超えて活躍するメンバーが集まり、様々な視点からAIの可能性を探求しています。大学生向けのキャリア教育やビジネスプランコンテストを行い、実践的なスキルを身につける機会を提供しています。
最後に
このビジネスプランコンテストは、学生たちが社会の未解決な問題に挑戦する絶好の機会を提供し、AIの活用に関する多くの創造的な解決策を生み出しました。東京理科大学とAI-Labの連携は、今後も新しいアイデアとビジネスモデルを生み出す源泉であり続けることでしょう。