高齢者向け新提携
2021-07-29 10:00:09
高齢者向けにインターネット活用を支援する新たな提携が発表されました
高齢者支援の新たな取り組み
一般社団法人シニアライフよろず相談室は、株式会社クラウドケアと業務提携を開始しました。この提携により、高齢者向けの支援サービスがさらに充実することが期待されています。特に、高齢者がインターネットをうまく活用できないケースに対する対応強化が重要視されています。
シニアライフよろず相談室の役割
シニアライフよろず相談室は、株式会社クレディセゾンの100%子会社である株式会社セゾンパーソナルプラスの傘下で運営されています。この団体は、「メンバーズクラブ」と「セゾンの身元保証」の2つの主なサービスを提供しています。
「メンバーズクラブ」は年会費3,300円(税込)で、相続や介護、終活、スマートフォンの使い方など、様々なシニアライフの悩みに対して電話やメール、対面で相談ができる窓口です。この会員制プログラムでは、信頼のおける専門家や企業を紹介し、具体的な悩みを解決へと導くサポートも行っています。
一方、「セゾンの身元保証」では、高齢者が安心して介護施設に入所できるよう、身元保証人として法人が引き受けるほか、緊急時の対応や死後の手続き支援を行うサービスも用意しています。サービス提供地域は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県です。
クラウドケアの特徴
株式会社クラウドケアは、インターネットを活用して介護保険外のサービスを提供しています。特に自費サービスを希望する方々と登録ヘルパーをマッチングさせる仕組みを持ち、低価格で訪問介護や生活支援サービスを提供しています。サービス料金は定期依頼で1時間2,750円(税込)、スポット依頼で1時間3,300円(税込)で、広い地域でのサービス提供が可能です。
クラウドケアのサービスは、病院内での付き添いや家族の家事支援、ペットの世話、買物代行など幅広く、難しいニーズにも対応しています。しかし、インターネットを使えない高齢者や「老老介護」世帯へのサービス提供は課題の一つでした。
新たな提携の利点
この度の業務提携の結果、シニアライフよろず相談室では、高齢者がインターネットを利用せずにクラウドケアの介護保険外サービスへの申し込みを電話で行えるようになりました。これにより、より多くの高齢者がサービスの恩恵を受けることが可能になります。
クラウドケアもこの提携を通して、ネットが利用できない高齢者を新たに顧客として取り込むことができ、サービスの幅を広げることができます。その他の施策として、シニアライフよろず相談室は、インターネットを活用した便利なサービスを高齢者に届けるための架け橋となることを目指しています。
デジタルデバイドの解消に向けた取り組み
さらに、シニアライフよろず相談室は「スマホやインターネットを使えるようになりたい」という高齢者への支援も行っています。NTTドコモからの「らくらくスマートフォン」を扱うFCNT株式会社との提携によって、高齢者向けのスマホ教室や訪問レッスンを開催し、デジタルデバイドの解消を図る予定です。
この提携により、シニアライフよろず相談室とクラウドケアは、互いの強みを生かした相乗効果をもたらし、より多くの高齢者が安心して生活できる環境を整えることを目指しています。
まとめ
インターネットや電子機器の活用が進む現代において、依然として活用が難しい高齢者世代が数多く存在します。新たに始まったシニアライフよろず相談室とクラウドケアとの提携を通じて、高齢者がより多くの選択肢からサービスを享受できる未来に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人シニアライフよろず相談室
- 住所
- 東京都豊島区東池袋1-33-8NBF池袋タワー6F(株式会社セゾンパーソナルプラス内)
- 電話番号
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03-5992-2463