ハラールグルメジャパンが新たな一歩を踏み出す
2024年、日本の食シーンに新たな風を吹き込むハラールグルメジャパンが、大規模なリニューアルを果たしました。このサービスを開発した株式会社ムービングスクワッドの代表、須田章弘氏によれば、ハラールグルメジャパンは2014年のスタート以来、世界142か国で利用されてきた実績を持つWEBサービスです。
10年ぶりの全面リニューアル
コロナ禍を経て急増する観光需要に対応すべく、2025年4月に全面リニューアルを実施。今回の改修では、ユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)を一新し、視認性や操作性の向上を図りました。ユーザーは料理の種類や店舗の雰囲気に基づく詳細な検索が可能になり、特にムスリムやベジタリアンの観光客に向けた情報を一層充実させています。
見込み店舗数が1,000店を超える
2025年3月末時点での掲載店舗数は775店。年内には1,000店を越えることが予想されています。これにより、来日予定のムスリム観光客に対して、事前に情報を提供し、インバウンド客の誘致を強化することが可能になります。
インバウンド向けの飲食店掲載
ハラールグルメジャパンでは、飲食店や小売店がサービスに参加するための登録申請を受け付けています。これにより、国内市場におけるムスリム観光客をターゲットにした集客を実現できます。2024年には160万人以上のムスリム観光客が来日すると予測されており、彼らに向けたアプローチが重要です。
世界中の人々に向けたプラットフォーム
特に、ハラールグルメジャパンは東南アジアや中東地域だけでなく、アメリカやヨーロッパ、アフリカにおいても利用されている、まさにグローバルなサービスとなっています。これにより、日本に滞在する様々な国籍の人々が一つのテーブルを囲んで共に食事を楽しむ未来が一層実現しやすくなっているのです。
ムスリムフレンドリーな小売体験
新たな機能として、ハラールグルメジャパンではムスリムフレンドリーな食品を探し出すためのカメラ機能の開発も進めています。この機能により、コンビニやスーパーマーケットでの買い物の際に、適切な食品を見つけるサポートを行う予定です。
食文化の架け橋として
ハラールグルメジャパンは、ムスリムのみならず、ベジタリアンにも配慮し、豊かな食文化を日本で楽しむための環境を提供します。今後もさまざまな機能を追加し、訪れる観光客の滞在をより充実したものにしていくことでしょう。
このように、ハラールグルメジャパンの進化は、日本におけるインバウンド需要の応答としてだけでなく、国際的な食文化を融合させる架け橋の役割も果たすものとなっています。今後の展開がますます楽しみです。