日本のIT業界に新たな風を吹き込む『韓国人エンジニアBANK』
最近、韓国人エンジニア登録数が200人を超えた人材紹介サービス『韓国人エンジニアBANK』。このサービスは、日本企業が求める技術者を韓国から紹介することを目的としており、特にIT業界に特化した紹介を行っています。公式ウェブサイト(http://korean-engineer-bank.com/)にアクセスすれば、詳細な情報を確認することができます。
海外就職を支える教育機関との協力
『韓国人エンジニアBANK』は、海外就職を目指すエンジニアのために、特にJavaに焦点を当てたIT教育や、日本語のN1、N2レベルの習得を支援する教育機関と提携しています。このようなプログラムを通じて、高い技術力と日本語能力を持つ人材を育成し、求職者を日本企業に紹介することが可能となっています。
長期的なサポート体制
単に人材を紹介するだけでなく、求職者が新しい職場にスムーズに溶け込めるように、定期的な面談やイベントを実施しています。これにより、海外での生活に不安を感じるエンジニアの悩みを軽減し、企業への定着を図ることを念頭に置いています。
韓国の就職事情
韓国では、就職氷河期と呼ばれる厳しい状況が続いており、特に2015年度の大学卒業生の就職率は64.4%と、日本の97.6%と比較しても相当低い水準にあります。そのため、海外での就職を考える学生が増えているのが現状です。
日本の人材不足
一方、日本のIT業界では、国内での人材不足が深刻な問題となっています。2016年には有効求人倍率が6.8倍に達し、2030年には約59万人のIT技術者が不足すると予測されています。このような状況から、多くの企業が外国人採用に目を向け始めているのです。
今後の展開
『韓国人エンジニアBANK』は、2017年6月にスタートして以来、少しずつ注目を集めており、企業から多数の問い合わせもあります。特に、2018年4月の採用に向けて、韓国での会社説明会や面接会を開催予定で、参加は無料となっています。
エンジニア採用イベントについて
- - 時期: 2017年11月~2018年3月
- - 対象: 日本語能力N1、N2レベルの韓国人エンジニア約100名
- - 就職可能時期: 内定通知約1ヶ月後
- - 開催費用: 無料
- - 開催方法: 企業の要望に応じてカスタマイズ
- - お問い合わせ: [email protected]
日本と韓国をつなぐ架け橋として、韓国人エンジニアBANKの今後の活躍に期待が高まっています。