バイオミメティクス最前線:生物模倣技術の未来展望~観察・計測・製造技術の革新~

バイオミメティクス最前線:生物模倣技術の未来展望



近年、自然界の生物が持つ優れた機能を模倣するバイオミメティクスが、新たな技術革新の鍵として注目を集めています。鳥の飛翔メカニズムを応用した航空機や、クモの糸をヒントにした高強度素材など、古くから生物模倣は技術開発に貢献してきましたが、近年の技術進歩により、その可能性は飛躍的に広がっています。

CMCリサーチセミナー:バイオミメティクスの全貌に迫る



CMCリサーチは、このバイオミメティクスの最前線を解説するセミナーを全4回にわたって開催します。千歳科学技術大学教授の下村政嗣先生を監修に迎え、観察、計測、製造という3つのステップに焦点を当て、具体的な機器や手法、そして数々の研究開発事例を紹介。高分子学会後援という点も信頼性を高めています。

各セミナーのテーマと内容



第1回:「見る」-観察手法と機器

セミナーでは、ハイスピードカメラ、SEM(走査型電子顕微鏡)、TEM(透過型電子顕微鏡)、マイクロフォーカスX線CTといった先端機器を用いた観察手法を、具体的な研究事例とともに解説。ビジュアルな情報に重点を置き、理解しやすい内容となっています。

第2回:「測る」-計測・イメージング手法

トライボロジー計測、超音波・エコー、イメージング質量顕微鏡、各種センサーなど、多様な分析・計測機器を用いた研究事例を紹介。生物の機能を正確に評価するための手法を深く掘り下げます。

第3回:「作る」-製造手法

観察・計測で得られた知見を基に、生物模倣を実現するための各種製造方法を解説します。生物の構造や機能を再現する高度な技術を学ぶことができます。

第4回:海外動向、特許、国際標準化、今後の展望

バイオミメティクスの最新の海外動向、関連する特許情報、国際標準化の現状、そして今後の発展方向を展望します。

各回、第一線の研究者たちが登壇し、最新の研究成果や知見を共有します。講師陣には、浜松医科大学、島津製作所、国立科学博物館、千葉大学、東京大学、工学院大学、九州大学、東北学院大学、京都大学、三菱レイヨン、産業技術総合研究所、北海道大学、慶應義塾大学、東京工業大学、日立製作所といった、国内屈指の研究機関や企業の専門家たちが名を連ねています。

セミナー概要



開催場所: あすか会議室 神田小川町(東京都千代田区神田小川町2-1-7 日本地所第7ビル 5階501会議室)
開催時期: 2016年1月~4月(各回金曜日開催)
受講料: 各回40,000円(税込、資料代・昼食代含む)、高分子学会会員は20%割引
詳細: http://cmcre.com/archives/12878/

本セミナーは、専門家だけでなく、バイオミメティクス関連事業に関心のある方にもおすすめです。視覚的な資料を豊富に使用し、分かりやすい解説で進められます。高分子学会会員以外の方の参加も歓迎されています。セミナー終了後には、セミナー内容をまとめた書籍も発行予定です。

会社情報

会社名
株式会社シーエムシー・リサーチ
住所
東京都千代田区神田錦町2-7東和錦町ビル3階
電話番号
03-3293-7053

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