ペットと共に仕事
2023-05-22 13:00:35
ペットと働くことで生産性が向上する新たな実証研究の結果
ペットと共に働く環境が生産性向上に寄与する実験
最近の研究によると、犬と接することで私たちの仕事の生産性が大幅に向上することが示されました。この実験は、2023年3月に行われ、20名のEAT PLAY WORKS会員が参加しました。実験は、犬がいる環境に30分滞在し、その後犬と触れ合うという内容でした。触れ合う前と後の自律神経の活動レベルを数値化することで、ペットと私たちの関係がどのように生理的な変化を引き起こすかを探りました。
実験の結果
その結果、犬と触れ合った後には自律神経のバランスが変化し、特に交感神経が優位に働く傾向が確認されました。これは、ランチ後の眠気を感じる時間帯に、犬と触れることが脳を活性化させ、午後の作業において高い生産性をもたらすことがわかりました。ペットとのふれあいは、私たちの身体的・精神的な健康を促進する様々な要因として、企業の働き方においても重要な役割を果たしています。
現在、日本ではペット同伴のオフィスやワーキングスペースの数はわずか0.0002%とされています。しかし、「健康経営」や「ウェルビーイング」への関心が高まる中、ペットの存在がもたらすポジティブな影響が見逃せなくなってきています。特に、多様な働き方が求められる現在の社会では、ペットと共存できる環境づくりが従業員のモチベーション向上や企業価値の向上に繋がる可能性があります。
実験参加者の声
参加者の中には、愛犬と共に働くことの利点を感じている人が多くいました。CITYDOGプロデューサーの筬島香穂里さんは、「一緒に働けることで安心感が得られ、効率も上がる」とコメントしています。さらに、他のメンバーとの交流のきっかけにもなり、ドッグフレンドリーな環境の重要性が浮き彫りになりました。
また、犬と過ごせる場所が増えることは、多様な働き方を支えるうえでも重要だという意見もあり、これからの時代にはますます求められるニーズとなるでしょう。
EAT PLAY WORKSの取り組み
この研究結果を生かし、EAT PLAY WORKSを運営する株式会社SALT FACTORYでは、ドッグフレンドリーなオフィス環境を整えるための施策に取り組んでいます。具体的には、館内の共有スペースにドッグフックを設置したり、ペットマナーブックを配布するなどの取り組みが進められています。
「EAT PLAY WORKS」は「食べて」「遊んで」「仕事をする」をテーマにした複合施設で、飲食店やメンバーズラウンジ、個室オフィスが併設されており、犬との生活を楽しむことができる新しい働き方の場を提供しています。
まとめ
このように、ペットと共に働く環境は、私たちの生産性を向上させるだけでなく、精神的な健康をも支える重要な要因だと言えるでしょう。企業がこのような環境を整えることで、働く人々がより充実した日常を送ることが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社PETSPOT
- 住所
- 東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー4F
- 電話番号
-