障がい者アート展「第13回こころのアート展」が神戸で開催
2024年12月5日から2025年1月13日まで、兵庫県神戸市の「しあわせの村」で、毎年恒例の障がい者アート展「第13回こころのアート展」が開催されます。このイベントは、2011年から行われており、障がい者の芸術的表現を支援し、彼らの創造性を広めることを目的としています。
展覧会の特徴
この展覧会の大きな特長は、一般的な公募展とは異なり、選ばれたアーティストがそれぞれおおよそ10点を展示する個展形式であることです。全国的にも珍しい形式で、各作者の独自の世界観を観ることができるため、訪れる人々にとって新たな発見の場となっています。
出展作品とアーティストたち
今年の展覧会では、神戸をはじめ姫路、小野、三木、佐用町の5つの地域から選ばれた10名のアーティストが参加します。展示予定の作品は約100点で、穐原繁博の「ニコちゃん」や、乾徹の「神戸港の夜景」、山口かずなりの「ヤタガラスずっとあなたと話がしたかった」など、多彩な表現が盛り込まれています。
1. 穐原繁博(あきはらしげひろ)
2. 芦尾拓飛(あしおひろと)
3. 乾徹(いぬいとおる)
4. 樫木隆治(かしきりゅうじ)
5. 芝崎尚文(しばさきなおふみ)
6. 橋本直染(はしもとちょくせん)
7. 森田希望(もりたのぞみ)
8. 山口かずなり(やまぐちかずなり)
9. 山口欽也(やまぐちきんや)
10. 渡邉勝之(わたなべかつゆき)
目を引く展示内容
入場は無料、事前申し込みも不要で、どなたでも自由に入場できます。展示される作品は、丹念に塗られた絵画や、ユニークな立体作品、詩と絵が共存するアートなど、その表現は実に多岐にわたり、個性豊かなものばかりです。また、作者の人柄や制作にまつわるエピソードを紹介する「ライターズアイ」を通じて、作品への理解を深めることができる工夫も施されています。
開催詳細
- - 期間: 2024年12月5日(木)から2025年1月13日(月・祝)まで
- - 場所: しあわせの村本館・宿泊館、温泉健康センター
- - 時間: 10時から20時
- - オープニングセレモニー: 2024年12月5日(木)10時30分から(無料、事前申し込み不要)
関連イベント
同時に「こころがそまるミニライブ」や、作家の作品を紹介する「ギャラリートーク」なども開催され、展示を楽しむための多彩なイベントが用意されています。
その他の取り組み
さらに、神戸市内の地下通路にあるサンポチカギャラリーでは、常設展示が行われており、過去の作品をいつでも鑑賞する事ができる取り組みも進行中です。これは、こころのアート展に興味があるが訪れることができない方々にも向けた配慮です。
この「こころのアート展」では、障がい者のアートが持つ力を広く伝え、社会の理解を深める貴重な機会となるはずです。ぜひ、来場してその感動を体感してみてはいかがでしょうか。