食品値引きシールDX化でフードロス削減
2024-07-16 19:40:01

BIPROGYとヤマザワ、食品値引きシールのデジタル化でフードロス削減へ!見切り業務のDX化で人手不足解消目指す

食品値引きシールのデジタル化でフードロス削減!BIPROGYとヤマザワが実証実験開始



株式会社ヤマザワとBIPROGY株式会社は、食品の値引きシールをデジタル化し、従業員の見切り業務廃止とフードロス削減を目的とした実証実験を開始しました。本実証実験は、消費期限の短い惣菜類に貼られていた見切りシールをデジタルサイネージや電子棚札(ESL)に代替することで、段階的に最適な値引き価格を提示し、小売店の生産性向上や需要平準化によるフードロス削減を目指しています。

背景



ヤマザワでは、従来、消費期限の短い惣菜類に従業員が直接見切りシールを貼ることで消費者の需要を喚起し、販売機会創出やフードロス削減に取り組んできました。しかし、この見切りシールを活用した売価変更業務には、惣菜部門の約8%の人時(労働力)が発生しており、業務の省力化と効率化に課題がありました。

2024年3月に実施した第一弾実証実験では、約7割の消費者が値引き後の売価を認識できたことを確認しました。今回の実証実験では、消費者の購買意欲への影響を最小化できる、より分かりやすい値引き価格の表示方法などを検証していきます。

実証実験の概要



本実証実験は、販売されている惣菜類の見切り表示をデジタル化し、売価変更を自動化することで、従業員の見切り業務廃止とフードロス削減を目的として実施されます。これまで、従業員が手作業でシールを貼ることで見切り作業を実施していましたが、本実証実験では、見切りシールをESLとデジタルサイネージでの表示に代替するだけでなく、株式会社イシダが提供している計量ラベルプリンターと東芝テック株式会社が提供するPOSシステムとの連携も同時に行うことで、最適なタイミングでの値引き表示を自動で行い、スーパーマーケットにおける見切り業務のDXを実現させます。

実証実験の詳細



実施期間: 2024年7月18日(木)~2024年7月22日(月)
実証場所: ヤマザワ寒河江西店(山形県寒河江市中郷1600)
各社の役割
ヤマザワ: 実証フィールド提供
BIPROGY: 実証実験の全体統括や技術支援
東芝テック: 店舗POSシステムとの連携支援
イシダ: 計量ラベルプリンターとの連携支援
検証項目
値下げ価格の表示と売価変更の自動化
ESLとデジタルサイネージを活用した値引きや売価変更の表示
* 上記を実施した際の購買意欲の変化

今後の取り組み



BIPROGYとヤマザワは、本実証実験を通じて、2024年中にヤマザワの複数店舗での実用化を目指した開発を進めていきます。BIPROGYは、本サービスを年度内に「フレッシュオプティマイザー」として販売開始する予定です。本サービスの提供で、フードロス削減や小売店における人手不足問題解消などの社会課題解決に取り組んでいきます。

まとめ



食品値引きシールのデジタル化は、小売店の業務効率化とフードロス削減という、喫緊の課題解決に繋がる取り組みです。本実証実験の結果が注目されます。


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会社情報

会社名
BIPROGY
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