ユースクリニック応援サイトが始まる
一般社団法人ソウレッジは、コングラント株式会社の協力を得て、「ユースクリニック応援サイト」を立ち上げ、寄付者を募集する運びとなりました。このサイトは、若者を対象にした無償医療クリニックの運営を安定させるために、寄付を通じて支援を行うことを目的としています。サイトのリンクは
こちらです。
ユースクリニック応援サイトについて
ユースクリニック応援サイトは、各地域のユースクリニックのための資金集めを助けるプラットフォームです。寄付者からの定期的な支援を受けることで、各ユースクリニックは長期的に運営が可能となり、より多くの若者に対する必要な医療支援を提供できます。また、プログラム期間内に寄付者を多く集めた団体には、特別な奨励金も支給される予定です。
現在の状況と願い
日本においては、24歳以下の若者の予期しない妊娠件数は約9万件に達し、そのうち約62%は人工妊娠中絶に至っています。これは、すべての若者が予期せず妊娠するわけではないものの、多くの若者が医療へのアクセスに苦しんでいる現状があります。私たちはこの問題を解決するため、より多くのユースクリニックを全国に設置し、若者が安心して相談できる施設を増やしていきたいと考えています。
デンマークやスウェーデンなどでは、ユースクリニックの設置によって望まない妊娠が半減するなどの成功事例がありますが、日本ではまだその数は限られています。多くの若者が医療支援を受ける機会が少ないため、私たちが求める支援の重要性はますます高まっています。
ソウレッジの取り組み
2022年には、2000万円の寄付を集めるクラウドファンディングを実施し、21の病院で無償避妊薬を提供してきました。しかし、寄付金の使途が避妊薬に限られていることから、継続性に課題が残りました。今回のユースクリニック応援サイトでは、各クリニックが自ら資金を集めることで、より必要なサービスを迅速に提供する仕組みを構築しています。
寄付募集期間と参加団体
寄付募集は2024年12月5日から2025年1月31日まで行います。参加団体は北海道から沖縄まで幅広く、各地のユースクリニックが活動を行っています。具体的には、美ら海ユースクリニック、たんぽぽユースクリニック、ユースクリニックにいがたが名を連ねています。各ユースクリニックは地域のニーズに応じて、若者に安心できる医療支援を提供する役割を担っています。
地域の声
埼玉県のたんぽぽユースクリニックを代表する高橋幸子医師は、「誰もが安全で適切な知識を得る環境を整えることが重要だ」と述べています。また、沖縄県の深津真弓医師は、「全市町村にユースクリニックを設置し、地域に根付かせるのが目標だ」と語ります。一方、新潟県の霜鳥めぐみ看護師は、「安定した資金を得ることが重要」と支援の必要性を訴えています。
未来に向けて
ソウレッジの代表である鶴田七瀬は、「若者支援を継続するためには安定した資金が不可欠です。この取り組みにより、多くの若者により良い医療を提供できる未来を目指します」と語っています。寄付者の皆様にはぜひ、この活動に参加いただき、若者たちの未来を共に支えていただければと思います。