栗林商船グループの次世代を育成する合同研修
2025年7月16日から18日の間、栗林商船グループは北海道の室蘭市と登別市で、『蛍雪塾』と名付けられた合同研修を開催しました。今回の研修には、グループの様々な会社から20名の中堅社員が参加し、将来のリーダーとしての資質を育むために集まりました。
研修の目的と内容
研修の目玉は、以下の3つのポイントに集約されます。まず一つ目は、グループの歴史や成り立ちを理解することです。初日は、栗林グループの発祥の地である室蘭を訪れ、創業者である栗林五朔翁の精神に触れる貴重な機会となりました。栗林商会の栗林和徳社長による講話では、アイヌ語の挨拶「イランカラプテ」と、その奥にある「命は最優先」という教えの重要性が語られ、参加者は熱意に圧倒されました。
次に、金沢にある「蕙山苑」を見学することで、創業者の思いや歴史を実感。それにより、社員たちは自社の価値観や理念への理解を深め、帰属意識も高めることができました。
二つ目の研修テーマは、マネジメントスキルやリーダーシップの強化です。参加者は5つのチームに分かれて、実践的な講義やワークショップに参加し、部下の育成方法や組織視点を学びました。ある参加者は「自分の課題が明確になり改善の方向性が見えた」との感想を述べるなど、成果を感じる声が多く聞かれました。
最後に、研修を通じてグループ内の交流を深めることも大きな目的です。温泉宿泊や懇親会を通じて、普段は業務で接点のない仲間との絆が生まれました。参加者は「仕事以外の話題でも大いに盛り上がり、距離が縮まった」と笑顔で振り返ります。
参加者の声
- - 「栗林商会の歴史を学び、会社の一員であることに誇りを感じました。」
- - 「マネジメント研修で新しい視点を得て、チームの成果に役立てたい。」
- - 「このような機会を通じて、同僚たちとの関係が深まった。」
今後の展望
今回の研修で学んだことは、参加者が各自の職場で活かし、今後の成長につながっていくことが期待されます。栗林商船グループは、さらなる組織強化を目的に、定期的に『蛍雪塾』を開催することが決まっており、次世代のリーダーを育成する体制を整えています。
この『蛍雪塾』は2024年に創設されたもので、継続的な成長や理念の理解を深めることを目的としています。今後もグループ全体の発展を支えるための重要なプログラムとなるでしょう。
最後に
栗林商船グループは、北海道室蘭市で130年以上の歴史を持つ企業であり、地域社会に根ざした活動と未来を担う人材育成に力を入れています。これからも彼らの持つ理念と精神が、次世代にしっかり受け継がれていくことでしょう。
株式会社栗林商会 集合写真