紀陽情報システムとAvePointのVDR導入事例
紀陽情報システムがAvePointが提供するMicrosoft 365環境下で利用できるバーチャルデータルーム(VDR)ツール「AvePoint Confide」を新たに導入しました。この取り組みにより、同社は業務効率を大幅に改善し、セキュアな情報共有を実現しました。
導入の背景
紀陽情報システム株式会社は、紀陽フィナンシャルグループのITシステム開発部門として、地域企業向けに多様なITソリューションを提供し、デジタル・トランスフォーメーションの推進に貢献しています。近年、同社はITコンサルティング業務の拡大を背景に、顧客や外部パートナーとの秘匿性の高い情報の取り扱いや、安全・円滑なデータ共有の必要性が高まっていました。
このような背景の中、紀陽情報システムは、セキュリティをしっかりと確保できる環境と、依存していたメール以外のコミュニケーション手段が必要であると感じていました。そこで、Microsoft 365環境との高い互換性を持つ「AvePoint Confide」を採用することを決定しました。
導入後の効果
「AvePoint Confide」の導入により、紀陽情報システムは運用管理工数を約70時間相当(約月3分の1)削減するという大幅な効率化を実現しました。これにより、取引先とのやり取りが迅速かつスムーズに行えるようになり、プロジェクトの進行スピードも向上しました。また、高度なセキュリティによって情報漏洩のリスクも大幅に低減されました。
情報共有が必要なプロジェクトでは、これまでのメールベースでのやり取りから、VDRを通じたデータ共有へとシフト。結果として、情報の正確性と信頼性が向上し、業務効率の全体的な向上にも寄与することができました。
VDR「AvePoint Confide」の特長
「AvePoint Confide」は、特にM&Aや法務、財務といった機密性が求められる業務において、効率的かつ安全なデータ共有を可能にするVDRソリューションです。TeamsやSharePointといったMicrosoftのツールとの高い連携性を誇り、企業における情報管理のさらなる強化を実現します。
紀陽情報システムの岡本調査役は、以下のように述べています。「Confideの導入により、情報共有の課題を解消し、業務全体の効率化が図れると思っています。特に、高度なセキュリティ環境でコラボレーションが可能になった点は大きな価値です。」
未来の展望
紀陽情報システムは、今後も「AvePoint Confide」を活用して顧客のニーズに応える提案やDX推進の支援を行う予定です。また、AI技術の取り入れも進めており、自社内での試行導入が進んでいます。これにより、常に最先端の技術を駆使し、業務の効率化と顧客満足度の向上を目指す姿勢を続けていく所存です。
最後に、AvePointは、2001年に設立された米国企業であり、Microsoftのグローバルパートナーとして世界11カ国で広く展開しています。日本市場にも積極的に参入し、官公庁や大企業への導入を進めており、その信頼性にも定評があります。