冬の手肌トラブルの実態
今年の冬、全国の多くの社会人が「手・爪・指周りの肌トラブル」に苦しんでいます。医療法人社団鉄結会が実施した調査によると、73%の社会人がその実態を実感していることが明らかになりました。この時期、空気の乾燥や手洗い・アルコール消毒の増加が主な原因とされています。
調査の背景
医療法人社団鉄結会は新宿、渋谷、上野、池袋、東京、大宮で展開するアイシークリニックを運営し、美容皮膚科として多くの患者様に肌の健康をサポートしています。調査は全国の20代から50代の社会人男女300名を対象に行いました。
手・爪周りに関する悩み
調査によると、手・爪周りの肌トラブルとして最も多かったのは「かさつき」で、82.7%がその症状を抱えていると回答しました。続いて「ささくれ」(64.1%)、そして「ひび割れ」(51.4%)が上位に並びました。
トラブルの原因
このトラブルの最大の原因は、なんと68.2%が「頻繁な手洗い・消毒」に起因していると考えています。加えて、「暖房による空気の乾燥」(61.8%)や「ハンドクリームを塗っていない」(54.1%)という意見もあり、コロナ禍以降の新しい生活様式が手の肌に影響を与えていることが浮き彫りになっています。
ケアの現実
しかし、実際のケアに関する意識はというと、多くの社会人が「気が向いたときだけ」や「ほとんどしない」といった状況です。具体的には、ハンドクリームを使用する頻度が「1日1回程度」と回答したのは31.7%に過ぎませんでした。さらに、79.7%の方が「顔ほど気を配っていない」と回答しており、手のケアが後回しにされる実態が明らかになりました。
年齢を意識しながらも専門治療の必要性は低い
また、「手や爪周りは年齢が出やすい部位だ」と認識している方は85.3%にのぼりますが、実際に専門的な治療を考えた方はわずか18.7%でした。このギャップには、多くの人がセルフケアに留まってしまう理由があると考えられます。
健康的で美しい手肌を保つために
冬の時期は特に手肌が疲れやすい時期ですが、適切なケアをすることで、見た目だけでなく手肌の健康を保つことが可能です。手も「第二の顔」と言われるほど、人とのコミュニケーションにおいて目に付きやすい部位です。
医師からもアドバイスがあり、手肌のケアには以下のポイントが重要です。
1.
保湿を徹底する: 手を洗った後は必ずハンドクリームを塗ること。
2.
刺激を軽減: 過度な手洗いや消毒を避け、刺激の少ない石鹸を使用する。
3.
専門的なケア: セルフケアに限界を感じた場合は、早めに皮膚科を受診すること。
最後に
もし、手肌のトラブルで悩んでいる方は、ぜひ一度専門医に相談してみてください。「手は年齢を感じやすい」との認識がありながらも、適切なケアによって大きな改善が見込まれます。アイシークリニックでは、無料カウンセリングも実施していますので、お気軽にご相談ください。