画期的な養生工法「IARA」の登場
現代の建設業界では、人手不足や物価上昇が深刻な問題とされています。そんな中、76年の歴史を誇る有限会社新井塗装店が開発した新しいラップ・シールディング工法「IARA」が、業界に新たな風を吹き込もうとしています。この新工法は、現場での養生を「板で囲う」から「包んで密封する」へと切り替えることを目的にしています。
IARAシリーズの特徴
IARAシリーズは、米国の難燃試験規格NFPA 701に適合した製品であり、日本防炎協会の防炎性能試験にも合格しています。具体的には以下の3ラインアップがあります。
1.
FRSS Pro2.0:長期施工、火気管理区域向け。最も優れた防炎性能を持つ製品です。
2.
FRSS Pro: FRSS Pro2.0に準じた性能を持ちつつ、日本国内の案件要件に応じて選択可能なライン。
3.
FRSS Zero:短期施工向けでコスト重視の非防炎タイプ。迅速な施工が可能です。
この新シリーズは、2025年11月18日より受注が開始される予定です。
現場でのメリット
IARAを導入することで、現場の作業効率が大幅に向上する利点があります。例えば、専用フィルムを熱で収縮させて密封することにより、ホコリや雨風の侵入を抑制します。また、ロール状で軽量なため、保管や輸送のコストも削減されるのです。
具体的なメリットは以下の通りです。
- - 省人化・時短:少人数でも大面積をカバー可能。
- - 廃材削減:撤去時に廃棄物が少なく、環境への配慮もなされています。
- - 見た目の改善:均一に締まるため、現場の見た目が美しく保たれます。
施工事例と運用の実際
IARAシリーズは、特に大型構造物の施工や火気管理区域での安全面での効果が期待されています。実際の施工事例として、橋梁やプラントの長期改修工事などが挙げられます。これらの現場では、従来の板張り工法に比べて工程がシンプルになり、コストや工数の削減につながっています。
新井塗装店の代表取締役、新井隆人氏はこの技術について以下のように述べています。「板で囲うのではなく、包んで守るという発想で、現場の安全性と効率を向上させました。」
今後の展望
新井塗装店は、今後も現場のニーズに合わせた技術を提供し続ける意向を示しています。IARAシリーズは、業界初の特許出願中の製品ということもあり、その注目度は高まっています。これにより、建設業界が抱える問題の解決に寄与し、安全で効率的な現場運営を実現することが期待されています。
IARAシリーズに関する詳細や資料請求は、以下のリンクからアクセス可能です。
新井塗装店のウェブサイト
会社情報
無限会社新井塗装店は、静岡県富士市中島に本社を置き、1949年に設立されました。主に塗装や防水工事、そして養生ソリューションを提供しています。