エクサウィザーズとNTT Comが業界を変革するAIエージェントを発表
2025年6月19日、株式会社エクサウィザーズ(以下、エクサウィザーズ)とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、業務に特化した20種類のAIエージェントを活用し、新たな業界別ソリューションを発表しました。この発表は、両社が2025年5月28日に締結した資本業務提携の一環であり、業務の理解を深めたAIエージェントを導入することで企業の生産性向上や競争力強化に寄与することを目的としています。
1. 発表の背景と意義
エクサウィザーズ代表取締役社長CEO、春田真氏は、業務ごとに最適なAIエージェントの開発が可能となる「exaBase Studio」を駆使し、企業が自ら自社データを用いてAIを活用できる時代を目指しています。この新しいソリューションによって、企業はAIエージェントの導入を迅速に行い、生産性を高めることが期待されます。
NTT Comの取り組み
NTT Comのビジネスソリューション本部 スマートワールドビジネス部 部長である福田亜希子氏は、これまでのAIエージェントについての実績を披露し、新たに「EX」領域におけるAIエージェントソリューションの展開を発表しました。この取り組みを通じて、エクサウィザーズとの協力により、両社の技術やノウハウを融合させ、さらに業界におけるAIソリューションの可能性を広げます。
2. 具体的なソリューション内容
新しいソリューションでは、業務特化型のAIエージェントが生成AIを搭載し、業務プロセスに容易に組み込むことができます。業界知識や業務ルールと組み合わせることで、個社の特定の業務に即したエージェントを素早く開発可能です。これにより、開発コストや時間を削減しつつ、各企業のニーズにマッチしたAIエージェントが提供されます。
エクサウィザーズの「exaBase Studio」を活用することで、企業は自律型AIエージェントを自社の業務仕様に応じたカスタマイズができます。また、NTT Comのセキュリティやネットワークサービスを組み合わせることで、機密性の高い業務にも対応したAIエージェントを展開可能となります。
3. 業界別ターゲティングと将来展望
初期ターゲットとして、専門性が高い金融、公共及び製造業界が設定されていますが、将来的にはあらゆる業界に展開を広げ、2026年には200種類のAIエージェントを市場に出すことを目指しています。この新たな取り組みは、AIエージェントの普及を促進し、企業活動の効率化や新しい価値の創出につながると考えられています。
4. 結論
エクサウィザーズとNTT Comの提携により促進されるAIエージェントの導入は、企業の革新と競争力の向上に寄与する画期的な流れです。業種を超えたソリューション展開が期待される中で、今後の動向に注目です。