佐賀県は2025年10月24日から、デジタル技術と伝統工芸の融合を生かした新たな試みを始めます。このプロジェクトでは、寄附を行った方が絵付けアプリ「iroe」を使ってデザインした絵柄を、熟練の伝統工芸士が手描きで再現した伊万里・有田焼のマグカップを制作し、世界に一つだけのオリジナル作品をお届けします。さらに、この取り組みは劇場版『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』とのコラボレーションも行い、限定のデザインを楽しむことができる点も魅力的です。
日本初となるこの試みでは、寄附者がアプリで自由に選んだデザインをもとに、特に注目のゾンビランドサガのオリジナルキャラクターと伝統的な文様から選んだ3種を組み合わせ、さらにキャラクター部分をプリントし、文様部分を手書きで仕上げたマグカップを制作します。このプロジェクトを通じて、デジタルと伝統工芸の新たな可能性を探ることが期待されています。
具体的には、2025年10月24日の12時から2026年1月31日までの期間、寄附を行った方には、63,000円という金額で申込みが可能となります。返礼品は、化粧箱に入ったマグカップと選択したキャラクターのイラスト入りお礼状カードが含まれます。なお、返礼品は限定100個と少数ですので、早めの申し込みが推奨されています。
このイニシアティブにより、佐賀県における伝統工芸の魅力を広め、陶磁器産業全体の振興にもつながると言われています。また、アプリ「iroe」は2023年4月にリリースされ、2025年10月には新バージョンが登場しますので、そちらも注目のポイントです。
『ゾンビランドサガ』自体は、佐賀県を舞台にしたアニメで、2018年に放送された後、続編や映画が制作されています。作品内では佐賀県の地域の魅力も多く描かれており、今回のコラボレーションを通じて、さらに多くの人が佐賀やその文化に興味を持つきっかけとなることが期待されています。このプロジェクトに参加することで、アニメファンや伝統工芸の愛好者が一緒に楽しむことができる新たな体験が提供されるでしょう。
このように、デジタルと伝統工芸の融合という新たな試みは、佐賀県が全国に向けて発信する魅力的なプロジェクトです。これまでとは一味違う体験を求めている方、または佐賀県や伊万里・有田焼に興味を持っている方にはぜひ参加していただきたい内容となっています。今後の展開にも要注目です。