伝統の絵の具店訪問
2025-05-19 08:20:58

冨永愛が伝統の絵の具店「上羽絵惣」を訪れる!その魅力とは?

冨永愛が伝える伝統の美



毎週水曜日の夜10時に放送されている「冨永愛の伝統to未来」では、日本の伝統文化を未来に繋ぐ重要な役割が描かれています。この番組の5月21日のエピソードは、京都にある日本最古の絵の具店「上羽絵惣」を特集しています。この店舗は、古くから続く伝統技法を駆使し、1200色以上の色彩を扱うことで知られており、270年以上にわたって美しい絵の具を作り続けています。

上羽絵惣は、江戸時代後期の有名画家たちが活躍した頃に創業され、その名は「動植綵絵」や「雪松図屏風」といった作品に強く結びついています。これにより、絵師たちが愛用する絵の具の供給源としての重要性を持っています。冨永愛がこの地を訪れた目的は、長い歴史の中で磨かれてきた製法や、現代における伝統技術の維持・発展について探求することです。

店内に一歩足を踏み入れると、古き良き江戸時代の趣を残す風景が広がります。多くの色に彩られた絵の具が並ぶ中、冨永は「かわいいラベルですね」と興味津々。これらのラベルには、約100年前に6代目が考案した上羽絵惣のシンボルである「白狐」が描かれており、そのデザインは当時流行したアール・ヌーヴォーの影響を受けたものとされています。

特に注目すべきは、上羽絵惣の看板商品「胡粉」。この白色の絵の具は、日本画の土台に使用される重要な要素です。また、壁画や雛人形、能面、さらには日光東照宮の下塗りにも使用されています。驚くべきことに、この胡粉を作るためには、なんと10年もの歳月をかけて貝殻を風化させる必要があるのです。

稲土舞夕子さんはこの製法について、「山ほどの貝殻を野ざらしにして風化させるんです」と説明。この貝殻は、現在、純度の高い北海道産のホタテから得ています。このプロセスにより、綺麗な白色の胡粉が完成します。冨永はその手間のかかり具合に感心し、「10年前の貝ですね!」と再確認します。

さらに、上羽絵惣でしか作られていない新彩岩絵具の製法も体験。原石から多様な色を作り出す過程が繊細で、熟練の技術が要求されます。それぞれの色には独自の名前が付けられており、「新橋」という青は、新橋芸者が好む色だったことから名付けられたといいます。このようにして、伝統色の由来を知ることも、また一つの楽しみです。

しかし、「上羽絵惣」は現在、絵を描く人が減少し、職人たちの高齢化といった課題に直面しています。そのため、伝統的な色を未来に引き継ぐために新たに開発されたのが「胡粉ネイル」。このネイルは、胡粉を基にしており、刺激臭がなく、除光液を必要としないため、妊婦や療養中の方にも安心して使用されています。

最後に、上羽絵惣が進める新たな取り組みについても紹介されました。この番組では、冨永愛が伝統文化を未来へ繋ぐための努力を率いる姿勢が映し出されています。特に、製品の美しさだけでなく、その背後にある歴史や製法、さらには後継者問題までも取り上げることで、視聴者に考える機会を提供しています。

番組「冨永愛の伝統to未来」上羽絵惣編は、5月21日(水)夜10時からBS日テレで放送されます。公式SNSでは、ロケ時の貴重なオフショットも配信されているので、ぜひチェックしてみてください。また、菅野美穂さんが語る多様な文化の継承は、私たちに何を教えてくれるのでしょうか。次回の放送もお楽しみに!


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会社情報

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東京都港区東新橋1−6−1日テレタワー23階
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