映画『チルド』初日舞台挨拶レポート
2026年7月17日、新たなホラー映画『チルド』が東京の片隅にあるコンビニを舞台に、わずかな歪みが引き起こす壮大な物語を描き、全国の劇場で公開を迎えました。主演には染谷将太、共演には唐田えりかやくるま(令和ロマン)、西村まさ彦、そして岩崎裕介監督が迎えられ、初日舞台挨拶には多くのファンが詰めかけました。
初日の舞台挨拶は、TOHOシネマズ 日本橋で行われ、チケットは販売開始早々に完売。観客の期待が高まる中、舞台に登壇した染谷は、感慨深い表情で壇上に立ち、「変幻自在な映画なので、ぜひ楽しんで帰っていただけたらと思います」と挨拶しました。続いて、唐田も自身の役について意気込みを語り、「この作品の中で唯一意志がある役柄だと思ったので、その辺りを意識しました」と語りました。
初めてホラー映画に出演したくるまは、自身のキャラクターがコミカルなエピソードを交えたものだと話し、「バイト先の先輩にいるようなキャラクターを演じました。観客に楽しんでもらえたら嬉しいです」と笑顔で語り、会場の雰囲気を一層盛り上げました。
また、岩崎監督が染谷を主役に選んだ理由について語る場面も印象的でした。「堺というキャラクターは一歩引いた目線で日々を生きている」とし、染谷にしか表現できない無の佇まいが堺の魅力だと力説しました。この監督の熱い言葉に染谷も反応し、「意識してないです(笑)。毎回、スタッフに探されてました」との一幕もあり、会場に笑いが溢れました。
共演の唐田は、撮影現場での染谷の存在感について触れ、「堺役と染谷さんご本人が本当に似ていると思ったが、実はまったく違うと聞いて驚いた」と述べ、染谷の演技が彼女にも多くの刺激を与えたことを明かしました。また、くるまは、染谷に実務的な相談をするなど、彼らの和やかな雰囲気が観客にも伝わり、会場は暖かい空気に包まれました。
舞台挨拶の締めくくりには、岩崎監督と染谷が観客に向けてメッセージを送りました。岩崎監督は、「この映画は見る人によって受け取るものが変わります。皆さんの感じたことを共有していただけたら嬉しいです」と語り、染谷も「間口が広い映画で、見ていただくことで完成する作品だと思います」と観客へ呼びかけました。
最後には、劇中に登場する「サラダチキン」のうちわを掲げた観客をバックにフォトセッションが行われ、満席の観客と共に盛況のうちに舞台挨拶は幕を下ろしました。
音楽面でも注目を集めている『チルド』。音楽ユニットPAS TASTAが劇伴を担当し、主題歌『無限の国 feat. ermhoi』は7月18日より配信予定。映画の不穏さを感じさせながら、居心地の良さも感じられるサウンドが特徴で、観客の心に残ります。さらに、監督の岩崎裕介は、今後も様々な映画祭への出品を経て、更なるクリエイティブを追求していくことでしょう。
映画『チルド』がどのようにファンの心を掴んでいくのか、その動向に期待が高まります。
この作品が世に出ることで、映画の本質的な楽しさや深さを再確認できる今回の舞台挨拶は、多くの人々にとって特別な体験であったに違いありません。